cat

夜、父は八重山、母は秋田に行ってしまったので猫の世話を仰せつかる。
猫を撫でているとストレスが吸収されるというか、頭のネジがぐるぐるとゆるんでいく感じがある。
こうして猫は何千年も人間と一緒に暮らしてきたのだなあ。

London-Tokyo

2012年10月28日

ロンドン8日め。
最終日、荷物をまとめて鍵を返す。あっけないほどあっさりとチェックアウトが終わる。

フラットの前でまるまるとした猫さんが近寄ってくるので遊んでもらう。
(なぜかポケットのなかにまたたびが1つ入っていたので提供した)

Cat

希琳ちゃんにEuston通りまで送ってもらってタクシーに。
どうせまた再来月会えるので、そんなに寂しくない。

ものすごい訛りのタクシーの運転手さんは直接空港まで行ったほうが楽だと言っていたが
往復切符を買っていたのでPaddingtonまで£10ほどで到着。
行きもタクシーで行けばよかった。

PaddingtonからHeathrow Expressに乗って15分、
あっという間に空港に着いてしまう。
成田からだってスカイライナーに乗れるくらいは大人になったので
こういうところはケチらないで楽に移動しようと思う。
生まれて初めてスーツケースが20kgを超えたのだ。地下鉄の階段は辛い。

噂通りT3の免税店はまるで百貨店のようで朝からフル回転していた。
さすがヨーロッパのハブ空港。ヒースローやりよるな。

帰りはさすがに爆睡というわけにも行かず、
BBC SHERLOCK:THE CASEBOOKを流し読みする。制作陣のコメントは
DVDのコメンタリーを見ているとさほど新しい情報はないかんじではあるものの
ところどころ付箋でやりとりされる登場人物たちのセリフがおかしい。

29日の朝9時に成田に着いて、昼前には家に着いてしまった。
夢のような10日間が終わって明日から社会復帰。
いつもの旅行よりもずいぶんゆったりと過ごして随分リフレッシュできた。
働かず、勉強もせず、ただ街をふらふらと徘徊する旅行者は
半透明の妖精さんのようなものだと思う。特に迷惑をかけるわけでもないし。
母国語で話さないので難しいことも考えず、かといって
英語で思考するわけでもなく、ただ見るもの触れるものは新鮮で美しい驚きに満ちている。

IMG_0823

ロンドンはそんな旅行者でいっぱいの街で、皆、旅人に優しい。

marionette

CULOYON

I氏からの誕生日プレゼント。

ずいぶん前に注文して楽しみに待っていた
CULOYONのマリオネットがフランスから届いたのである。

この不気味かわいいかんじが素敵。
左手には魚を持っている。

ピエールと命名。

Guardian

ジョギングの途中でこれは危険。見過ごせないよ!

ジョギングしているというのに、こういうのに遭遇してしまうと
ほんとうに参ってしまう。

見過ごせないじゃないか。

bon weekend

IMG_4460

25日。

世の中はクリスマスで盛り上がっていたようだが
この界隈は年の瀬ムード満点で門松が立ちはじめる。

おなじみの花屋、198 Queen st. Kingstonさんが
帽子屋C.A.G.さんの店さきに出店を出すというので遊びに行って松飾りを買う。
松の枝は、その枝や根に氏神さまが宿るのだという。
根が生きていれば地上の枝が枯れたと思っても春になると葉が出てくるし
根がつくというのは力の象徴なのだろう。
そんな思いも込めて「根っこつき」の松飾りを買った。
「じゃあ、よいお年をね。」などと言い合ったあとに
「クリスマスなのにねえ・・・」と苦笑。

その後は実家で手巻き寿司をごちになり、クリスマスケーキを食べ
さんざん猫と遊んで上野へ。

I氏がとうとう走る気になったようなので、私からのクリスマスプレゼントはランニングシューズ。
早速夜に上野公園を走ってみた。
誰かと走るのは楽しいものだ。

impression

Cat

ひさびさのimpression。

■ 『巌窟王』
中田譲治氏の「ええ声」が聞きたい!とさわいだら
KAZUさんが不憫に思ってわざわざ郵送してくださった。
デュマの「モンテ・クリスト伯」のSF版で美しすぎる映像。
Jean-Jacques Burnelの音楽もかっこいい。
http://www.gankutsuou.com/

■ 『輪るピングドラム』
片手間に見ているのは理解度は60%くらいなのだが
BGVにはいい気がする。
生存戦略しましょうか。
http://penguindrum.jp/

■ 『GARO 牙狼 MAKAISENKI』
大きいお友達向けの特撮。
ゲストが豪華。
小松政夫と松金よね子が熱演しているのには笑った。
音楽もケレン味があってよいです。

主人公が着ているコートがかっこよすぎて恥ずかしい。
http://garo-makaisenki.jp/index.html

■ 『UN-GO』
これはこれから見る。
坂口安吾の『明治開花 安吾捕物帖』のSF版ということらしい。
第1話から観ないと意味ないかんじらしいので、これからじっくり見たい。
なんか今となってはなつかしいかんじの2000年初頭っぽい絵。
http://www.un-go.com/

■ 『ミスターシーナの精霊日記』
もうずっと、10年くらい買おう買おうと思いつつ
本屋に行くと忘れてしまうという呪いにかかっていたのだが
Amazonでも品切れになっているのを発見し、ようやく購入。
神保町の書泉で探し、アキバ店で取り置いてもらい
その日にその足で取りに行った。

この人の繊細な絵と、やさしい物語が好きだ。

■ 『青空の卵』
坂木司のコミカライズ版。有栖川よりも
ホームズとワトスンが共依存というかんじ。
しかしもうちょっとこう、密室で人がばんばん殺されるやつが好きなんですけども・・・

あとはここには書けないあんなやつやこんなやつもあるのだが
それはまた別の機会に。

impressions

cat

なんだか休み明けの1週間は疲れてしまって
週末は月次処理も重なってほんとうにぐったりしてしまった。

こういうときは本棚を整理したり掃除機をかけたりするに限る。

環境は自分のなかみをそのまま反映するので
この「一見片付いているけど、よくみると本棚は溢れているし部屋のすみにはホコリが。」
という状況は、実に当たっていると思うのであった。

ここ最近みたものと読んだもの

・宮部みゆき 『震える岩』
捕物帳系は初めて読んだ。忠臣蔵と絡めての凝った構成だったし
主人公の超能力も違和感なく読めた。

・宮部みゆき 『天狗風』
『震える岩』と同じシリーズなのだが、なんだか暴走して
サイコ妖怪ホラー系になっていた。

・羽海野チカ 『3月のライオン』
みわみわにお借りして一気に6巻まで読了。
ここ最近のまんがでは『へうげもの』と同じくらい夢中になって読んだ。
面白いなあ。島田八段の家がうちの近所だった。

・今泉力也 『たまの映画』
解散からもう7年がたち、再結成でもなく、なんで今映画なんだろう?というのは
メンバーが一番思っているに違いないのだが。
『何と言われようと、やりたくないことはなるべくやらずに好きに生きていく』というのが
監督の撮りたかったものなのだろうが、彼らの姿は、
「とはいえ、やりたくないこともやらなくては生きていけないこともあった」
というふうに、メッセージが反転しているように見えた。

まあ、そんなことよりGさんがかっこよすぎて萌えたぎった。

le nom de chat

Nedu Cats

谷中の家に猫が来てから一月くらいになるのだろうか。
猫たちはすっかり両親を懐柔したようで、
ふたりとも猫に傅いて暮らしているようだ。

猫たちの写真を撮ろうと思うのだが背景が家の中というのもあり、
なんだか家族の肖像を撮るような気恥ずかしさがあって、いまいち上手く撮れない。
(ザジがあまりにすばしこく、そしてあまりに顔の模様がカオスなので
ピントが合わないというのもある。)
風景の一部として存るような路地の野良を撮るほうが気が楽だ。

サビ猫のザジは相変わらず人懐こく、すばしこく、攻撃的。
鳥の羽を持ち出すと突進してきて噛みつき寝技にもちこんで猫キックをかましている。

一方、あとからやってきた白猫は野良育ちのくせに
運動神経が鈍く、鳥の羽で顔をぺちぺちたたかれても、きょとんとしているし、
立ち上がってじゃれるものの、すぐに尻餅をついてお腹を出して茫然としている。

そんな白猫の名前は「シロ(仮)」「チロ(仮)」「白いほう」などと呼ばれていて不憫極まりない。
ザジはもちろん「地下鉄のザジ」からとったので
フランスでは猫の名前ってどんなのだろうと思って調べたら
「フランスでは猫の名前は、その猫が生まれた年の文字からつけることになっているので
名前で何歳なのかわかる」という記事を見つけた。
2011年は「G」らしい。2010年が「F」だというのでAtoZで一周するようだ。
誰が、いつ決めて、どのくらい浸透しているものなのだろうか。

ねこのなまえドットコム
http://nom-de-chat.com/

bon weekend 2

Nedu

日曜は、I氏がママチャリを買うというので白山のホームセンターまで。
行く途中、西片あたりで理想の洋館を見つけてしまう。

個人の御宅か、なにかの協会の施設か微妙なところだが、
鬱蒼とした小さな前庭と、質素だが瀟洒な嵌め込み窓のあるエントランス、
縦長の木枠の窓…と、ほぼすべてのパーツがパーフェクトであった。
また見にいきたいがイマイチ覚えづらい場所にあったので再訪できるか微妙。
住んだらメンテが大変そうだが、どうか壊さずいてほしい。

その後は白山通りの裏道にオープンした雑貨屋さんに行ったり、
One’s Burgerで昼からビールとハンバーガーをいただいたり、
I氏のスーツを探したりと白山から上野あたりをうろうろする。
夕暮れの不忍池の骨董市でトンボ玉と簪を買って帰宅。
根津の路地で野良猫と遊んでもらった。

地元大好き。

Zazie

実家に仔猫がきた。元気。

谷中の家に仔猫がきた。
獣医をやっている親戚のおにいさんからもらってきたらしい。

焦げ茶色で、顔から胸にかけて中途半端にブチがあり(ハゲているように見える)
困ったような怒ったような顔をしている。目は青いような気がするが
どこが目なのかよくわからない。
はっきりいってぶちゃいくだ。

名前はまだ決めていないというので、独断で「ザジ」にした。
なんとなくザジズゼゾの濁点が似合う風貌なのだ。
女の子の名前だし、地下鉄のザジのあの女の子の
髪の色と歯並びの悪いかんじが似ているような気もする。

人懐こくて、人間を怖がらない。初対面の人の膝のうえで
くうくうと寝てしまう。

ぶちゃいくだけど可愛い。

bon weekend

Yanaka Cat

この週末は久々に予定もいれずに家でだらだらしていた。
日曜の夕方、ようやく外に出たのだが、春のようにあたたかだった。

三崎坂で猫と遊んで、谷中の墓地を抜けて、日暮里へ。
御隠殿橋から電車を眺めて、繊維街へ行く。
古きものなどを物色して帯と襦袢を購入。
駅前のスーパーで買い物をして
谷中銀座の酒屋の軒先でビールを飲んで帰宅。
酒屋のおかみさんは上機嫌だった。

そんな日曜日。

picnic in Ueno

11月の祝日は、天気がよいので
イダさんのお店でお惣菜を買って、旅ベーグルさんでベーグルを買って
梨をむいて、アボカドとえびのサラダを作って(もちろんI氏が)
自転車で上野に向かう。

途中、上野桜木でチェシャ猫みたいな猫に会う。
こいつは人語を解すると思う。

あいにく、上野公園の芝生のあたりは工事中だったので
噴水を抜けて、不忍池のベンチでカモメにおびえながら
お弁当を食べた。

sampo

谷中逍遥。

昨日の寒さが嘘のように暖かくなった。
鬱金桜が美しい。

今回、引き菓子を作ってくれたフロレンティーナさんにご挨拶して
お祝いに素敵なプレゼントをくれたイリアスさんにお礼して
(ついでにiPhoneも布教して)
謎の雑貨屋で10年前くらいから売れ残っていたと思われる
蛍光灯を買って、谷中銀座で唐揚げをつまみにビール飲んで
アトムでパン買って、松野屋行って、ReCafeでワイン飲んで
豆子室でロシアの設計図を眺めて帰ってきた。

しかし、谷中銀座はすっかり元気のいい商店街になったなー。
昼から酒も飲めるし、素晴らしい。

ところで、この猫さんは誰と話してるんでしょうか。

impressions

■ 谷根千界隈
もろもろ落ち着いてきて、あとはタスクをこなしていくだけ、という状況。
ようやく日曜くらいは近所に買い物に出たりできるようになってきた。
このところ谷根千は新規店オープンラッシュなので
路地に「あれ、こんな店あったっけ」などと言いつつ歩くのが楽しい。

■ 羽鳥書店まつり
詳細はリンクを参照していただくとして、
個人の蔵書 い ち ま ん さ つ をお寺の境内で大放出!というイベントが開催された。
主催者の古書ほうろうさん、お疲れ様でした。
とても良い本が驚くような値段で買えて大満足です。

わたしは精神分析関係、芸術新潮、美術手帖のバックナンバーあたりを購入。
I氏は料理関係が多かったものの、わたしが断腸の思いでリリースした本を拾ってたりして笑った。

我らは完全なる一般参加で、無邪気に「本すげー、本やすいー」と買い漁り
甘酒まで頂戴してニコニコと帰ってきただけだったのだが
Twitterやブログやらで準備が着々と進むのをハラハラドキドキしながら見ていたので
最終日、古書ほうろうのご主人に「もう本は出ているだけです」って、言われたときは、
ああ成功したんだ、って思って嬉しかった。(無責任に。)

古書ほうろうの日々録 羽鳥書店まつり
ナンダロウアヤシゲな日々 2010-02-11 「羽鳥書店まつり」を支える地縁と人の縁

■ パン
ちなみに、羽鳥書店まつりの会場「駒込大観音 光源寺」さんの向かいにある
「パリットフワット」という不思議な名前のパン屋さん。
ここの食事パンはずっしりと重く、粉の味がする。
レンジでチンした食事パンに、成城石井のマンゴージャムをつけて食べるのが
お気に入りだ。もちもちしててうまい。うますぎる。

パリットフワット
http://parifuwanet.web.fc2.com/

今、えりかさんからTwitterで「ほほかベーカリー」をオススメされたので
ちょっと神保町まで行って買ってくるわ。

impressions

■ 猫
隣家が火事を出して以来ずっと閉まっている谷中のバテレン堂。

その脇の路地におっさんみたいな顔の猫。
しかも、顔に墨をかけられたみたいだ。
遊んでほしいような鬱陶しがっているような不思議な対応であった。

■ スーパーマーケット
新居は三軒となりがスーパーマーケットと薬局で
ものすごく便利・・・なはずだった。

しかし、とにかく「売り切るぶんしか仕入れない!」というポリシーなのか
七時すぎの段階で「ソ連崩壊直後のロシアのスーパーですか?」という
薄い品揃えになってしまう。
かといって五時頃に行くと年末ジャンボ並のレジ待ちの列なのである。

でも、商店街で、肉は肉屋さん、魚は魚屋さん、野菜は八百屋さんで買うのも好きなので
(うちの近所は鶏肉屋さんも、蒟蒻屋さんも、おでんの具屋さんもあるし。)
このくらいのスーパーのほうが、個人商店と共存できていいのかもな、と思う。

nuco widget

心がすさんでいるので、「お肌ツルツル老人」を聴きながら
猫ウィジェットを作ってみた。

WordPressはプラグインで遊べる。
今回は、フォトギャラリープラグインのNextGen Galleryを使用。
英語サイトを見つつ、なんか苦戦してようやくインストールしたら
日本語で親切に解説しているサイトがあったのであった。

自分の写真のくせに、飽きずにずっと眺めてしまう・・・

ぬこ。。。。

y150




今日は「泡盛文化の会」に参加すべく横浜へ。
みなとみらい線ってはじめて乗った気がする。(たぶん
中華街~山下公園のまんなかに着くので便利だな。
中華街では、I氏が「なぜか毎回偶然見つける」という
路地裏の名店「イ尓好」へ。
青島麦酒と点心をいくつか頼んだが、どれも美味しかった。
泡盛文化の会は、沖縄の蔵元さんが多数参加されていて
お話しながら試飲できるということもあって
大盛況であった。
最後はかちゃーしーで締めとなったが
さんざ飲んで立ちっぱなしだったので
まいさん電池切れ。
浴衣は、結局紺地に、みんさー帯(八重山の織物)を締めていった。
この帯、絣柄が1本織り込まれているのだが、
真ん中よりややずれたところに入っている。
さて、このボーダーを上に持ってくるか下に持ってくるかで、さんざん悩んで
Googleで調べてもいまいちコレ!というのも出てこず
結局、独断で上にもってくることにした。
(ボーダーを下に持ってくると帯締めとかぶってしまうので)
公然のお約束があったらどうしようと思っていたのだが、
民謡の唄い手さんの帯がまるっきり私のとお揃いで
絣柄を上側にして締めていたのを発見。
同じだった!セーフ!
夜、根津のNOMADで珈琲を飲んで変える途中
4連続で撫で撫でさせてくれる猫と出会う。
(蛇道と、観音通り商店街と、三浦坂x2)
谷中の猫は人なつこくてどっちりしてるなあ。
いい一日であった。。。

asakusa rock


久々に浅草に行く。
浅草寺をお参りして、六区をぶらぶら。
まだ5時を過ぎたばかりだというのに、沿道の店には
お客さんがびっしりだった。
奥の方の藤棚のある一角は、人もまばら。
地元のおじちゃんたちがグダグダ飲んでいる。
店の前に停められた自転車の後部座席にいる猫の
あまりにもウザそうな顔に笑った。
お約束の神谷バーでハチブドー酒をいただく。
相変わらず目眩がするほど騒がしく
後ろのほうでは怒鳴りながらしゃべってるカップルとか
怒鳴りながら談笑しているおばちゃんたちで、ものすごい音量だ。
なぜか出張で日本にきているドイツ人おじさんと
その同僚である日本人のお姉さんが相席になり、
あたりまえのように話しかけてくるので、カオス度合いは更に高まるのであった。

May


猫ものびる季節になってきました。
昼休みにスタバに入り、日陰の席についたら
このままどこかに行ってしまいたくなって困った。
カレル・チャペック 飯島周 訳 『園芸家の一年』(恒文社)
予想通り、とっても楽しい一冊だった。
いとうせいこうの『ボタニカル・ライフ』が好きな人は、きっと共感するだろう。
どうにもならないと知りながらも植物と土をさわらずにはおれない
園芸家の悲しい性がよく書かれている。
まだ読み比べていないのだが新訳と旧訳があって
新訳のほうがノリノリらしい。
(旧訳?は『園芸家の十二ヶ月』というタイトルで中公文庫から出ている)
二月の章では、こう書いている。
「いったいなぜ、閏年にかぎって、この気が変わりやすくて、
カタル性の、陰険な小人の月に、一日分おまけしてやるのか、さっぱりわからない。
閏年には、あのすばらしい五月を一日ふやして、三十二日にすべきだろうに。」

チャペック、言い過ぎw
でもたしかに五月は美しい。
この季節がもっと長ければいいのに
もうすぐに梅雨が来て、雷が鳴って、夏になってしまう。
今日も、まだ夕闇のうちに帰路に就けたので
ひと駅前で降りて、パン屋でバゲットとフォッカチアを買って
猫を探しながら歩いた。
(収穫は1nyanco。ちぇ。)

Henri


日曜は、ひさびさに恩師の家へ。
もうすっかり大きくなってしまった娘さんと
一昨年から飼い始めたという猫のアンリさんと遊んだ。
アンリさんはすっかり犬化しており、ボール投げを好まれる。
しばしボール投げをして遊んだあと、
人間たちがおしゃべりに夢中になっていると
ボールを咥えて持ってきて、背中をトントンとたたく。
それでも気づかないと
「にゃー・・・」
と一声、なく。
そのトントンというかんじが、ほんとに遠慮がちで
人が肩をそっとたたくような力加減なので笑ってしまった。
小石川は播磨坂の桜並木はまだまだ2分咲きというかんじであったが
すっかりお祭のようになっていて、
イタリア人の貿易商が、道ばたでワインを売っていたので
先生におごってもらって、みんなで道で飲んだ。
先生は骨董屋で、中国の家具に一目惚れしたらしく
ねえ、これどうおもう?と聞いてくるので
「いいんじゃないすか」とぞんざいに応えたら
「じゃあこれください」つって唐突に箪笥を買っていた。
箪笥って、そんなイキオイで買うもんかね。
70%OFFは、たしかにお買い得だと思うけれど。

real world


旅行から帰ってきて、いきなり現実につまづいて
自分の堪え性のなさに辟易としてきたので
久しぶりに普通の人っぽい夜を過ごして落ち着こう、と思った。
旅行があんまりにも素晴らしすぎて
まだ眠いのに無理矢理起こされたこどもみたいに
ぐずっているだけなのだ。
会社帰りにひと駅前で降り、薬屋で日用品を買い
交差点のとこのスーパーで豚肉と生姜を買って
言問通りから、三浦坂をとぼとぼとあがって帰ってきた。
花冷えで、風が強く寒い。
帰り道、ねんねこ屋の前で猫に2匹遭遇したので
マタタビで籠絡してみた。猫はぐにゃぐにゃになった。
レシピ本に『かもめ食堂のしょうが焼』というのが載っていたので
見ながら作ったしょうが焼きは、まあまあの出来だった。
飯島奈美 著 『LIFE なんでもない日、おめでとう!のごはん。』(ほぼ日刊イトイ新聞)
とにかく写真もいいし、作り方も簡単そうだし
いろいろな人のエッセイが挿入されていて
本としてもとっても丁寧な作りになっている。
あいかわらず、ほぼ日はいい仕事をする。(なんて上から目線な。)
http://www.1101.com/books/life/index.html
物置から、祖母が箱根土産に買ってきてくれた寄木細工の箱をひっぱり出した。
引き出しを空けると上の蓋がスライド式で開くような絡繰りになっているのだが
民芸品には似つかわしくないような情熱的なシャンソンのオルゴールが流れ出して
なんだかおかしいのだけど、祖母が懐かしくなってしまって
泣けて泣けてしょうがなかった。
弱ったなあ。

impressions



町中でタヌキとみまごうばかりの猫に遭遇。
マタタビをあげた。

雪は積もらなかった。
積もったら積もったで呪いの言葉を吐きそうだが、やはり残念。

上司から安達哲 『バカ姉弟』(講談社)を借りる。
これはレベル高い。

またしても本棚の整理。
韮沢とか寺沢とかのイラスト関係の雑誌はM氏に送りつけた。
あとはまた古本屋へ。
やはり収納場所の80%くらいの物量でないと
ものは収まらないのだな。

1泊2日用のキャリーバッグを酷使しすぎて、キャスターが磨り減ってしまった。
ちなみにキャリーバッグは2輪で引きずるタイプではなく
4輪で転がすタイプのほうが断然おすすめ。力のかかり具合が全然違う。

肺病のせいで長風呂禁止されていたが、もう咳も止まったので自主解禁。
いろいろ入浴剤のサンプルをいただいたので順番に使っている。
アユーラのメディテーションバスがかなり良い。

until death do us part


ウィンクする猫。
・森博嗣 『そして二人だけになった』(新潮社) 読了。
ゐさんにお借りしたまま1年以上(いや、もっとかも!)発酵させてしまったが
手元のミステリが底を尽きてとうとう読み始めた。
あいかわらずこの人の描く女性は出たとこ勝負だとか
せっかくの詩的なオブジェが~とか
つっこみどころは満載なものの、最後まで予想を裏切る展開で
面白く読んだ。そうだよなあ、ミステリに求めるのは
こういう最後までぐいぐいひっぱっていくイキオイだよなあ。
なんて。
最近、わたしの周囲だけで流行っている「抒情トリック」だわ、まさに。

Italia:Gatti


イタ猫UPしました。

http://3d-luna.com/voyage/itaneko/index.html

イタ猫っていうと、なんか痛い猫みたいですが
イタリア猫です。
ローマ猫はロマ猫で「お、語呂がいいじゃん」と思ったのですが
ヴェネチア猫はヴェネ猫???ヴェ猫???
ともかく語呂が悪いので、あわせてイタ猫にしました。
っていうかそんなことどうでもいい。
野良猫が少なくて苦労しましたが、
なんだかんだで結構撮ってた。

Italia:Roma 3

夕刻。
■ トッレ・アルジェンティーナ広場
トレステヴェレから大通りを歩いて、ふと路面電車の行き先をみると
「P.za ARGENTINA」と書いてある。
なんだかアルゼンチンを思わせる名前に
「アルゼンチンの語源ってイタリア語なのかね」と話していると
I氏は「もしやそこは猫の溜まり場かも・・・」と不思議な発言を。
なんでそんなガイドブックにも載っていないようなことを知ってるのだろうと思っていると
ローマ在住の人のブログに書いてあったのだという。
それは行かねば!ということで、路面電車に乗って終点まで。
(といっても、一駅かそこらだったような気がする。)
路面電車を降りると、真四角のプールにきちんとおさまっているようなかっこうで
遺跡が広がっている。
もちろん埋まっていたものを掘り出したので
高さ3,4メートルのところから見下ろすのだが
よく見ると、遺跡の壁やら、柱の影やら、階段に猫がたくさんいる。
「今日はアレを持ってきていない・・・」とI氏は嘆いていた。
アレとは、猫への最終兵器・マタタビ。
猫を骨抜きにする魔法の実だ。
(今日は、ということはイタリアには持ってきていたのか!)
階段にいる子と遊んでもらって、また出直すことに。
ローマでは、車が多いからか、まったく野良猫をみかけないのだけど
ここでネコポイントを補充したので満足した。

■ オッタヴィアの列柱とマルケルス劇場
アルジェンティーナ広場から南下しつつ
町をふらふら歩いていると、やはり古代の列柱が見えてきた。
発掘途中のような中を進んでいくと、いつのまにか
右手に大きな円形劇場が見えてきた。
なんだなんだ、と言っているうちにシナゴーグが見えてきて
ユダヤ人街に入った。
カルツォーフォ(アンティチョーク)が食べてみたい、ということで
伝統的なユダヤ料理の店へ。
前菜にカルツォーフォの素揚げ?とファラフェル(豆コロッケ)を頼んでみる。
かさかさした外皮?を避けて、なかの柔らかい、白い部分を食べる。
なんか、精進料理のような味の薄さだ。
ファラフェルは手作りコロッケみたいで素朴な味。
ちょうど、ユダヤ人の人の団体さんのパーティーが入っていて
その人たちの会話を想像するのが面白かった。
ユダヤ人街は、さすがヘブライ語の看板もちらほら。
種なしのパンを売るお店もあるし
ファーストフード店では「シャバト(安息日)キット」を売っていた。
お手軽・・・!!!
しかし安息日には労働しないことになってるらしいが
このシャバトキットを売っている人はどうなんだろうか。
当日には売らないのだろうか。
謎だ。

■ ヴィットリオ・エマヌエーレI世記念堂~フォロ・ローマノ~コロッセオ 
帰りはフォーリ・インペリアーリ通りを歩く。
ムッソリーニだか誰かが、遺跡のまんなかをぶちぬいて
まっすぐ造った目抜き通りらしい。
この通りの東端であるヴィットリオ・エマヌエーレII世記念堂は
イタリアを統一した人・初代国王のモニュメントだけあって
なんというか、こう、「そこまでやるか」という迫力なのだが
近年建てられたものだけあって「 入 れ 歯 」とか言われているらしい。
入れ歯はないわー。

西へ進むと、左右にはフォロ・ロマーノと呼ばれる
古代遺跡が広がっている。
フォロ・ロマーノという名前を聞いて、勝手に
ちょっと郊外にあるのかと思っていたのだが
東京で言ったら大手町に吉野ヶ里遺跡があるようなかんじで、異様だ。
ほんとうにローマは野外博物館みたいな都市だ。
ライトアップしているかと思いきや、意外と暗い。
夏の間だけなのかな?
そして最後はコロッセオ。
これはさすが、というライトアップ。
「おおこれがかのゆうめいな」というかんじで見上げ、満足し、
地下鉄に乗って帰った。
(こんな巨大遺跡の目の前に地下鉄の駅がある。その名も「Colosseo」駅。)