Shihoro-Nakasatsunai

宿に戻って念のためバスの時間を確認すると12時の次が16時!これだと当然19時の飛行機には間に合わない。しょうがないタクシーか・・・と思っているとご主人が士幌発のバスが13時台にあるから士幌まで送ってあげると言ってくれた。助かる。
ご主人の車で士幌まで行き、バス乗り場でおろしてもらう。時刻を確認し、街道沿いにあった蜂蜜屋で百花蜜などを買い「町がある」という方向へ歩いていくと、ぽろぽろと定食屋や飲み屋がある。なんとなく小奇麗な洋食屋に入り、オムライスにカレーがかかった学食のようなメニューを完食。

無事に士幌から帯広までバスに乗り、帯広からタクシーで中札内まで。母イチオシの六花亭が経営する中札内美術村へ。まずは六花の森で下ろしてもらい30分ほどで敷地を一周する。広い森のなかにクロアチアから移築したという古民家が点在し、それぞれちいさなギャラリーになっている。六花亭の資本が本当にセンスよく投下されていて、観光地にありがちな貧乏くささがまるでないところが良い。

IMG_1522

IMG_1510

IMG_1526

となりにある中札内美術村も素晴らしかった。特に、川越出身の画家・相原求一朗の絵は寒さのきびしい北海道やスコットランドの風景がとても似合う静謐かつ力強い筆致で気に入った。本格ミステリの舞台になりそうな森の小径の奥にある洋館は、もとは銭湯だったのだそうだ。

IMG_1543

IMG_1559

IMG_1562

時間がないのを惜しみつつ、それでも喫茶店でしっかりとお茶と甘いものを食べ(さすが六花亭。ものすごく美味しい。)タクシーで一路空港へ。こぢんまりとした空港でお土産などを買い求め、無事に東京に帰投。

Nukabira-Horoka

午前中は今回の旅のもうひとつのメイン、タウシュベツ橋梁へ。ここへのアクセスはマイカーでのアクセスは禁止されていて、NPO法人のひがし大雪自然ガイドセンターの方々の車で案内していただく。長靴を履いてGO!

ギリギリまで林道を車で入り、「ヒグマ注意」という看板にちょっとどきどきしつつ5分ほど歩くと糠平湖が見えてくる。視界が開けるが橋は見えない、と思ったら左ななめ下から石橋が伸びている。運良くこの時間でも風が凪いで眼鏡橋になっていた。

遠くから眺めるとローマの水道橋のようだが、近づくとコンクリートの脆い構造だということがわかる。ここは人工湖で水位の調整により冬期は橋は湖に沈み凍結と解凍を繰り返しさらに脆くなっていく。この姿を拝めるのもあと1,2年ではないかと言っていた。

IMG_1334 IMG_1368 IMG_1425 IMG_1439 IMG_1450

車中から見えた第五音更川橋梁

いったん車で旧幌加駅まで移動。廃線になった士幌線のレールに沿って歩くと幌加駅のプラットフォームが。看板はさすがに再建したらしいのだが昔のデザインを踏襲しているとのことでかわいらしい。
IMG_1458 IMG_1473

Obihiro-Nukabira

朝、母が帯広空港に到着してわたしの泊まっていたホテルで合流。その後、真鍋庭園という、植木屋さんが経営する庭園にむかう。タクシーの運転手さん曰く、銀の松をたくさん栽培していて、これを庭に植えるとばっと雰囲気が変わっていいらしい。

庭園にはバスツアーの人もいて、庭園のスタッフがガイドもしていたが私たちはちょっと離れたところでゆっくりと見学。和風庭園や欧風庭園がシームレスに続いていて、山や瀧もあるのだがこれも全て築山したらしい。ここまでになるのに何年もかかっただろうに、庭園というのは本当に終わりのないディズニーランドを作るような仕事なのだと思う。

IMG_1136 IMG_1141 IMG_1191 IMG_1209

駅で豚丼を食べ、14時のバスでぬかびら源泉郷へ。1時間半以上も揺られていただのでぐったりしてしまった。

森のふくろうというペンションに投宿。半年前に母が泊まっているのでちょっと顔見知りなかんじだ。荷物を置いて、日が暮れる前にひがし大雪自然館や、士幌線の廃線に沿って歩いて湖を見に行ってみた。人がいない。

IMG_1265 IMG_1293

糠平湖の周囲は公園になっているのだが、秋の風景はまるでワイエスの絵のようであった。

IMG_1301

 

Sapporo-Obihiro

午前中は北大の植物園へ。

大通公園ではオータムフェスタで大賑わいだったが、数ブロック先のこの植物園は静か。まだ夏の名残でみどりが美しい。

IMG_0976 IMG_1032

当時のキャンパスにあった植物学や動物学教室の建物も移築されていて、建築を見ているだけでも楽しい。白く塗られた標本ケースが美しい小さな博物館。 IMG_0984

ツリバナがいたるところで実をつけていて、イヌサフランはまるでモンハンのアイテムのように地面で光り輝いていた。もっとピンクのサフランはよく見かけるが、こんな紫色のは初めて見た。

IMG_1101

温室も良い具合の昭和感。大学の植物園や博物館の媚びないかんじが好きだ。

その後、札幌駅まで歩き、駅ビルのレストラン街にある六鹿さんでまぜそばをいただき、帯広までの切符を買う。市営地下鉄で大通りまで戻り、再びアダノンキさんで買い物。イシイへのお土産にTシャツを買う。

ライブは去年も訪れた苗穂のレストランのやさん。石造りの蔵の壁に小松崎さんのハンマーダルシマーが響いて演奏されたスペインの古楽は中世の教会で聴いているようだった。ライブが終って早々にタクシーで札幌まで飛ばしてそこから列車で帯広に移動。予定より早く駅に着けたので、大丸の地下でカニ弁当を買った。この特急スーパーとかち、ものすごく揺れるうえに「エゾジカなど野生動物の通過により緊急停止することがあります」とのアナウンスにお弁当から手が離せない。

帯広についたらもう21時すぎ。ホテルは駅前の日航で、シルバーウィークの最終日ということもあってか4000円という激安な値段で泊まることができた。

Hokkaido 9: Sapporo Pub Cruise 2

さて、夜の札幌第2弾。BEER CELLERさんに教えていただいた「アダノンキ」さんへ。ホテルから徒歩1分くらい。古いビルの2階にある古書のビールのお店。樽は日替わりで2種類ほど。城山ブルワリーのゆずエールをいただいた。Mikkellerのリトグラフなんかもあってかなりのビール愛。しのばずブックストリートのこともよくご存知で、古書ほうろうさん、南陀楼綾繁さんの話題なども出て楽しいひとときだった。

IMG_6295

次は、昨日のNORTH ISLANDさんからほど近い、狸小路のどんつきにある「月と太陽ブルワリー」さんへ。店内もすごくモダンでお食事も美味しい。サンフランシスコのMikkellerみたい!
オリジナルの「白朏(しろみかづき)」をいただきました。美味しい!IMG_6298

 

勢いづいて札幌の「喜来登 (きらいと)」で味噌ラーメンを。ネギがすごい・・・IMG_6303

その後、狸小路を反対に抜けると急に雰囲気が下町っぽくなる。札幌でビールといえば必ず名前が出る「Karahana」さんへ。アジアのような南米のような、手作り感あふれる店内が妙に落ち着く。そして猫愛を感じる…!長野のビール(志賀高原さんですかね)と、イシイはAbbaye de Saint Bon Chienを。IMG_6309

たくさんの方々に良くしていただき、とても楽しい北海道旅行だった。また来ます!

札幌のビール地図はこちら

Hokkaido 8: Yoichi

札幌から高速バスで余市まで。私は去年の秋にも母と訪れたが、イシイは初訪問。高速ニセコ号というのが札幌から出ており、時間によっては小樽から行くよりも停車駅が少なくて快適。1時間半ほどで余市に到着。ICカードも使えるし非常に便利である。

IMG_0501IMG_0456

タンクに注連縄が掛けられているのを見ると、ああ、ニッカの工場に来たなあと思う。これは竹鶴の実家の広島の造り酒屋の習慣をそのまま引き継いでいるのだそうで。やはり日本人の造るお酒というのは神様への供物なんだな(キリスト教では酒は神様からのギフトなんだそうだ)。
IMG_0467 IMG_0497

昔、竹鶴氏とRitaさんが住んでいたこぢんまりとした洋館が移築されている。Ritaさんの聖書かな。押し花がかわいらしい。
IMG_0505 IMG_0525

有料試飲では観光客の方々に興味津々に覗かれつつ1980、1990、2000年、シェリーなど6種類を試飲。イシイはすっかり出来上がっていた。ニッカは有料試飲が本当に良い。無料試飲はすっとばしてここで飲むべし。お土産屋さんは噂通り、手頃な原酒はすでに全て駆逐されており、15000円代のものしか残っていなかった。何も買わずとぼとぼと帰る。

その後、運河にある函太郎で回転寿司をいただき、堺町界隈を散歩。観光化されすぎていてなんだかなあという感じだが、センスのいい人がテコ入れしたら一気に良くなるのではないだろうか。六花亭あたりがなんとかしたらいいんじゃないですかね。IMG_0576

帰りは石狩ライナーで札幌まで。ホテルまでの道すがら、旧市庁舎を観たが英国風の美しい建物でよかった。

IMG_0613

Hokkaido 7: Sapporo Pub Cruise

夜は、BEER CELLER SAPPOROさんへ。
Wizard Island Witをいただく。オレゴンのビールを主に扱っていらして、ポートランド好きにはたまらないセレクションなんじゃないかな。ボトルもかなりのセレクションで、開栓料を払えばその場で試飲できる。2杯めのDJ Jazzy Hefはジャスミンの香りが面白かったな。

森岡さんにもご挨拶できたし、素敵なお店も教えていただいた。

IMG_6221

 

2軒目は市場の近くのNORTH ISLAND BEERさんの直営店へ。こぢんまりしているけどフードも充実していて常連さんが楽しそうに飲んでらした。限定のラガーが美味しかったな。IMG_6236 IMG_6224

初めてすすき野を見る。すごい繁華街なんだなあ。

IMG_6241

Hokkaido 6: Sapporo

札幌に戻りレンタカーを返し、いざビール天国へ!

ということで、サッポロビール園でまずはジンギスカン。外壁は養生中であったが、ホールはいつきてもかっこいい。

IMG_0415IMG_0407 IMG_0409-2

なかなか入れるのが難しいらしいオリジナルのタップ。ぴっかぴかに磨かれてる。IMG_0412

元社長がコレクションしていたというジョッキのひとつ。職人さんは何を思いながら作ったらこうなっちゃったんだろう。鼻毛なのかヒゲなのか。。。

IMG_0432

ビール博物館の古いボトルのコレクションはなかなか素敵。ラベルがどれもかわいい。

地下のホールではテイスティングセットもあって3種類が500園でいただける。IMG_0442

海外の花嫁さんも撮影でいらしてて、にこにこしてて幸せそうだったなー。

IMG_0441

赤星の椅子がかわいい。

Hokkaido 5: Ebetsu-Moerenuma Park

2015年6月26日 江別へ。

江別にあるNorth Island Beerさんへ。昔は札幌で小さいタンクでやってらしたそうだが、今や江別に移動して大きな設備も入れられるようになったそうだ。

IMG_0321 IMG_0318

IMG_0311

夜には直営のビアパブにもいらしているそうで、夜にまたお会いすることを約束してお別れ。多賀谷さん、お忙しい中丁寧に案内していただき、ありがとうございました!

札幌に戻る途中にモエレ沼公演へ。今回は自転車を借りてまわった。ちょうどオオフジツボは大阪でライブ中。行けなくて悔しいのでジャケットに使われた写真の撮影場所を再訪したり、坂本真綾の「かぜよみ」ごっこをしたりして。IMG_0328 IMG_0347

噴水は初めて観たが、「オーシャン」はダイナミックでとてもよかった。公演の噴水というよりは彫刻のようだ。

IMG_0378

Hokkaido 4: Noboribetsu

旭川から一路南下して登別へ。

登別といえば「カルルス」(ってなんなのか未だによくわかっていないのだが)。温泉地なんだろうなあと思ってはいたのだが、まさかこんな本格的な地獄谷があるとは思っておらずちょっとびっくりした。

IMG_0300 IMG_0294

人間椅子のMVとか撮ったらいいんじゃないですかね。
その後、わかさいも本舗の地ビール館にある鬼伝説のブルワリーへご挨拶。トラブル対応中だったにも関わらず、快く案内してくださった柴田さん、ありがとうございました!

試飲させていただいた某YさんとのコラボIPA、本当に美味しかったなあ。

IMG_0275

Hokkaido 3: Asahikawa Zoo

2015年6月25日 旭山動物園。

噂の旭山動物園、こぢんまりしているけど動物が近くで見られる工夫がしてあっておもしろい。

IMG_0184

飼育員のお兄さんを付け狙う皇帝ペンギンさん。

IMG_0201

ライオンはお昼寝中。あったかいのかな。

IMG_0209

アムール豹は、頭上のケージの場所がお気に入りらしく、肉球もちかくで見られる。ふわふわ。

帰りは、前職の同僚Sちゃんにオススメしてもらった「エスペリオ」という洋食屋さんへ。人気の店らしく、ウェイティングがかかっていたが10分ほどで入ることができた。ハンバーグはしっかりお肉で食べごたえがあったし、名物のソフトクリームは本当に美味しかった。

Hokkaido 2: Biei

富良野の帰りに、撮影スポットをいくつか。

IMG_0094

IMG_0130

IMG_0170

夜は、旭川の繁華街にある小さなフレンチ、Bistro Merangeさんへ。
5800円のコースをいただく。グラスワインやサイダーも美味しくて
手の込んだお料理は東京のフレンチよりもかなりお得感があった。

Hokkaido 1: Asahikawa-Furano

2015年6月24日、旭川空港。

空港でレンタカーを借りて、ホテルへ。ホテルの近くの梅光軒本店でランチ。翌日の天気が悪いらしく、旭山動物園は翌日に見送って美瑛と富良野へ行くことに。

IMG_0044

富良野の野良窯さんへ。閉店時間に行ってしまったのだがヤスさんがいらしてノーアポにも関わらず歓待していただいた。

IMG_0065

IMG_0075

オオフジツボのロケをしたところも午後の光でいいかんじ。

IMG_0084

お庭で苺も摘ませていただく。甘くておいしかったー。

IMG_0618

ヤスさんの作品、湯のみをふたつお迎えしてお別れ。また来ます!

Mito

大洗から水戸芸術館へ。

山口晃展「前に下がる 下を仰ぐ」を観る。
展示会場もとても凝っていて、会場内に入ってまず柵で仕切られた中央通路をずうっと歩いて行く。左右の壁には作品が掛けられているが、立ち止まらずそのまま進む。と、階段が現れ、のぼると左手にほぼ原寸大の電柱が。階段を降り、つきあたったところから壁の作品をぐるりと見ていく。

R0012648

いきなり紙Twitterがおかしい。正月は根津神社に参拝されたようだ。「食日記」も近所のお店がたくさん出ていて微笑ましい。この人の作品って緻密で巨大な作品にももちろん圧倒されるんだけど、なんか殴り描いた(ようにみえる)作品がちゃんと笑えるのがすごい。「続・無残ノ介」とか、ほんとに声出して笑ったもの。たいへん面白い展示でした。

その後、どんどん山のほうに行って「森のシェーブル館」へ。ほかにお客さんもおらず、シェーブル館というからには山羊のチーズがあるのかと思いきや、販売は6月だからだそうで「わざわざ東京から雨の中来ていただいたのに」と、オーナーの方にいろいろ試食・サービスしていだたいてしまった。

帰りは途中、友人をひろって都内某所で豪華にステーキ。最近は安く、美味しいステーキが食べられるようになったんだなあ。

Ibaraki 02

2日目

朝ごはんの前に大洗磯前神社に。千年以上の由緒ある神社だそうだが境内におもいっきりガルパンのポップが飾ってあって、本当にこれで観光客が増えたんだなあと実感。

R0012557

海を守る神社だけあって碇が供養されていた。碇の墓場のようで少し怖い。

R0012588海のほうをぐるりとまわって、宿に戻って朝ごはんをいただく。サラダに焼き魚。ごはんも美味しい。スタッフさんが「冬は”けあらし”が綺麗ですよ」と教えてくれた。

R0012608 R0012609

しばしラウンジでゆっくりデザートをいただいて、部屋でしばし音楽を聴いたりうとうとしたり。12時チェックアウトなのでもうすこしゆっくりもできたのだが、後ろ髪を引かれつつ11頃に宿を出てひたち海浜公園へ向かう。
フェスとかやるような広大な国営の公園で、中央ゲート近くに車を停めると大きな観覧車が見えた。もっと、代々木公園みたいなのを想像していたのでちょっとびっくりした。時間もないので一路、目的地を目指す。きのう、ホテルのスタッフのおばさまにこの公園のことを聞いたら「ああ!モルヒネの丘!」と言っていたネモフィラの丘である。モルヒネの丘って詩的すぎるだろう。

藤も綺麗に咲いている。

R0012622

中央ゲートから20分ほど歩くと、目の前にブルーの丘が拡がる。ネモフィラはもう見頃も後半だったようでところどころはげていたが、それでもまだ随分綺麗に咲いていた。平日だというのに結構な人出。

R0012634
きっと、種を撒いたらわりとすぐに生育するような種類なのか、この花をなにもないところに植えようと思った人は偉い。しかもGWに満開になる花を選ぶなんて、本当にすごい戦略だと思う。

しかしこの日はものすごい強風で、サングラスをしていたにもかかわらず砂埃が目に入って涙目(物理)。這々の体で公園から脱出した。

Ibaraki 01

イシイと茨城へ。

母の日にイシイのご実家にお花を届けてから一路大洗へ。

里海邸というとても素敵な宿をとってもらって、そこで一泊。大洗磯前神社の目の前だが大きな看板が出ていないので見逃してしまう。なかから出てきたスタッフの方に案内されて一歩中に入ると本当に静かな空間。ラウンジは突き当りに海が見え、アップライトのピアノと、本棚。グレゴリオ聖歌が流れていた。奥の部屋にもアコースティック・ギターが置いてあって、なんだか三宿あたりにあるおしゃれなカフェみたいだ。早速、お茶とお菓子でおもてなししていただいた。

R0012487

「舟渡」という部屋は奥にベッドルーム、中央に畳、窓際にソファとローテーブルが置かれていて、バルコニーからすぐ目の前に素晴らしい海が見える。内風呂も海に面していて、湯船に浸かっていると目の高さに海。なんて贅沢なんだろう。

お風呂は4階に大浴場があり、温泉ではないけれど眺めがとても良い。そのとなりに休憩所があって、こちらも額に入れたように海が。夕暮れ時の青い色が綺麗だったな。

R0012514

季節の魚をふんだんに使ったお料理も申し分ない美味しさ。常陸野ネストビール(地ビール!)と、月の井という地酒をいただいた。

R0012525

波の音に慣れなくて3時頃に目が醒めてしまい、そのまま夜明けを待った。大洗磯前神社の鳥居から一直線上の岩場にも小さな鳥居が立っている。

R0012541

里海邸さん、ちょっとスキがなさすぎて笑ってしまうくらい、ていねいに作りこまれた空間だったな。数年前までは宴会場があるような普通のホテルだったのを全面改装したそうだ。有名なデザイナーさんが入ったのですか、と聞いたら県内でやったとのこと。コテコテの和風に振ることもできたはずなのに、ここを狙ってくるとはすばらしいセンス。二期倶楽部のラグジュアリーさともまた違う手の届く上質感があって居心地がよかった。

ラウンジのCD棚にdip in the poolとか、鬼怒無月さんのCDを見つけたので部屋にお借りして流した。思えば、CDをとっかえひっかえしながら聴くのなんて久しぶりだった。(ちなみに鬼怒さんのCDはサンプル盤だった。お知り合い?)

Sendai 02

2日目は松島に行こう、ということでまずは腹ごしらえに、ずんだ餅の老舗の村上屋さんへ。そもそも元祖らしく「つんだ餅」と言っていたのが訛ったらしく、こちらのお店では「づんだ」と書いていた。mちゃんはずんだ一択、わたしは欲張って三色餅にしたらずんだのほかに胡桃と黒胡麻のお餅が入っててこちらも美味。そして結構なボリューム。村上屋さんはトマト大福なんかも作っていて老舗なのに結構攻めてていいなと思った。

R0012149

その後、JRで松島へ。まずは瑞巌寺に向かう。平成の大改修とのことでまだ本堂も庫裏も工事中だったが、おかげで本堂にあったものがご開帳されていた。面白かったのは宝物館で、江戸時代から昭和にかけての松島の観光地図が展示されているのだが、最初は筆書きだったものがだんだん活版印刷になり、絵も写真に近いようなエッチングになり、情報も増え、昭和になればカラーになり、まさに「解像度があがっている」かんじなのである。昔の人も印刷技術の進歩で「おおっ」って思うことがあったんだろうなと。石仏は何度見てもかっこよかった。

R0012169R0012172 R0012173 R0012189 R0012195

それから五大堂をさらっと見てから船で塩竈へ。

R0012205 R0012209

ウミネコの餌付は禁止されたようで、前のように船を追いかけるウミネコが姿も少なくなってしまった。残念だが糞害があるんだそうだ。50分の航海だったが、天気もよくてあったかい船内でウトウト。

R0012233

鹽竈の港はちょっとしたお土産屋さんが集まっている。そこから徒歩5分くらいで本塩釜の駅がある。かなりお腹もぺこぺこだったので、ガイドマップで一番よさそうなお寿司屋さんにアタリをつけて「鮨しらはた」さんでランチ。奮発して特上をいただいた。

その後、鹽竈神社に行ってみることに。七面坂をスルーして表参道につくとそびえたつ山の上に小さく見える境内が。

R0012257

ちょっと気が遠くなったけど登りましたよ。そのご褒美なのかわからないが桜が満開。ちなみに鹽竈神社はひとつの社に右宮と左宮があってお賽銭箱もふたつ置いてある、と思ったらその奥でふたつにわかれているらしい。ちょっと珍しいなと思った。
mちゃんが見つけてくれた桜マップを見つつ歩いて小さな門をくぐると、染井吉野だけではなく枝垂桜、山桜が一同に咲き乱れるお庭に出た。もう夢のように美しかった。白石川の千本桜がアクセスが悪くて諦めていたので、ここでこんなに桜が観られてよかった。

R0012274R0012295 R0012308

大満足で仙台に戻り、駅でお土産を買い込んで新幹線へ。
松島ビールと笹かまで乾杯して、2日間の女ふたり旅は終わり。mちゃんは何度も一緒に徹夜したし震災の日も一晩一緒に過ごしたサバイバルな仲だからか、なんだか初めてとは思えない気のおけない旅だった。楽しかったな。IMG_5001

 

Sendai 01

元同僚のmちゃんも会社を卒業したということで、お世話になった仙台支社のみなさんに挨拶に行こう、ということで仙台行きが決まった。桜なんてあんまり期待していなかったけど、郡山あたりになると新幹線の車窓からは満開の桜が見える。

昼ごろに着いて、まずはホテルに荷物をあずけ、ホテルの1Fの牛たん屋さんでランチ。わたしは牛タンシチューをいただいた。平日なのに昼時だからか会社員の人で満席だ。地元でも人気のあるお店なのだな。

つづいて、こけしの絵付けなどの体験ができるということでバスで片道1時間ほどかけて秋保へ。

R0012118
こけし、仙台箪笥、沈み木細工などの工房が集まっているところで、ちゃんと時間を作って来たら楽しそうだ。作品はもちろん渋くて素敵だったのだけど、工房の雰囲気や、昔使っていた道具なんかの展示がよかったな。

R0012124

R0012141R0012132

鹿の角は焼いて砕いて、漆を磨くのに使っていたらしい。

とりあえず10年分のこけしを見た。しかし「こけし、絵付けすると持って帰らないといけないんだよねえ。おむかえの準備が…」ということで手作り体験は万華鏡美術館でやってみたかったけれど、運悪くものすごい雨にあたってしまい、観光センターで雨宿りしているうちに閉館の時間になってしまった。雨を見つつゆっくりお茶飲んで仙台に戻る。

kさんが予約してくれたCRAFTMANでクラフトビールとイタリアン。お世話になった人たちがみんな来てくれてゆっくり話せてよかったな。

 

Biei – Tokyo

夢のようだった北海道の旅の最終日。

IMG_8887

昼過ぎの飛行機だったので午前中にSさんにお迎えにきていただき富良野のログハウスを出発。
旭川空港への途中にあるという美瑛の「青い池」に立ち寄った。

Macの壁紙になったので有名になったとは聞いていたが、観光バスが乗り付けるような立派な観光地だった。
川の氾濫を鎮めるために人工池を作ったら
水の成分が土中の成分と化学反応して青くなってしまったらしい。
少し紅葉の始まった山を背景にコバルトブルーの水が美しい。
奥の川や、ビジターセンターのようなところに立ち寄る。もっとさらっと見て終わりかなと思っていたが意外と楽しめた。

IMG_1965

美瑛の美しい風景を見つつ、旭川空港へ。キガラシの花だろうか。もうすぐ冬だというのに菜の花のようだ。

IMG_8961

空港内のレストランでおそばを食べる。
道内の移動はあんなに時間がかかるのに、飛行機に乗ってしまうと帰ってくるのはあっという間だ。
いやなこととか困ったことがひとつもなくて、ただただ美味しいものを食べて美しい音楽を聴いてニコニコしていた北海道旅行後半戦、ただただオオフジツボのお三方とSさん、Iさんに感謝。
本当にありがとうございました。

Furano

朝、びとえのご主人の作る素晴らしい朝食をいただく。
塩麹で焼いたというチキン、すばらしく甘いトマト、マカロニサラダ
手作りのジャム…どれも美味しくて平らげてしまった。
(お皿の向きが。。。)

IMG_1896

その後はオーナーの青柳さん農業体験、といってもライトにぶどう狩りだったのだが
試行錯誤して葡萄の木を育てているかんじがとても良かった。ワイン作っちゃえばいいのに。

IMG_8080

その後、奥様が出品しているという朝市を見に行ってスイカなどをいただく。
温泉が出るようで、観光バスものりつけるおおきな万葉の湯が会場だった。

IMG_8147

名残惜しくも当別をあとにして富良野に向けて移動。北海道らしい広大な風景が続く。
途中、美瑛あたりでオオフジツボのスナップなども撮影。

IMG_8232

1時すぎには富良野に着き、ひまわりという中華そば屋さんで塩レモンラーメンをいただいた。さっぱりしていて美味。なぜか卓上に味噌ラーメンの作り方のレシピが置いてあるのがおかしい。

3時前くらいに、本日の会場のら窯さんに到着。

IMG_8306

気さくなマダムにご挨拶をし、古民家を改造した素敵な店内でアー写撮影をした。
4畳半みたいな小上がりのスペースでいい写真が撮れて一安心。
太陽みたいに明るくて美人のみどりさんと、物静かでにこにこした陶芸家のご主人やすさん。

IMG_8812

夕方から地元の人々が集まり始め、いよいよライブ。地元の人がたくさん来ていて温かい雰囲気が良かったなあ。
藤野さんもおっしゃっていたが、北海道ツアーは本当に「人に会いに来る」ツアーなのかもしれない。
私も、ふだんの旅行では絶対に宿や行った先の人とこんなにコミュニケーションとったりしないもの。
旅行とは忘れがたい風景を見つけに行くものだと思っていたが、人もそうなんだなと。

その後、毎年恒例?になりつつあるらしい「増子さん」とのセッション。地元の方でオオフジツボの大ファンらしい。
去年のライブ終了後に一緒に楽器を弾いた思い出が忘れられなかったようで今年はなんとバイオリン持参でいらしていた。

耳コピでカントリーライフをちゃんと弾いてらしてすごい。マンドラゴラは歌をつけたからDに転調!など指示をする増子さん。
そしていよいよ歌…と思ったら、なんと「てんとう虫のサンバ」をのっけただけやんけー!という爆笑の展開で、それでも増子さんは果敢に弾き続け(歌の方は転調したにも関わらず、なんかラップみたいになってた)、「はいっ!」と間奏に入るタイミングもばっちり指示していた。もう、死ぬほど笑ったし。
増子さんの息子さんも一緒に来ていたのだが、ふつう高校生くらいだったら「親父、はずかしいからやめてくれよ」とか言いそうなものなのだが、なんか嬉しそうにニコニコ見てて、なんかいいなあって思った。お兄さんは東京でミュージシャンを目指しているらしい。音楽好きな家系なのだな。

IMG_8872

なんだかふわふわした気分のまま、オオフジツボと一緒に夕食をいただき、のら窯さんが管理する元俳優の別荘へ。森の奥にある立派なログハウスで、広いリビングには重厚なソファや家具があって、こういうところにお金を使える人というのはいるんだなあとしみじみ思った。ホテルでもないし、こんなとこ絶対に自分じゃ泊まれない。ありがたいことである。

眠い眠いといいつつ結構な深夜まで打ち上げて就寝。

Tobetsu

札幌と当別はとなりあっているので、車でも1時間かからないくらいだったろうか。
石狩川沿いに走って、農村のあぜ道に入ったところに「ファーマーズガーデンびとえ」さんはあった。

わたしは今晩はオオフジツボのご好意に甘えて、びとえさんにお世話になるため
可愛らしいペンションの二階の部屋に荷物を置く。この日は藤野さんと相部屋だ。
ローラアシュレイのような上品な花がらのファブリックが素敵。

IMG_8061

その後、リハがあるオオフジツボとは別行動ということになり、
わたしはIさんとモエレ沼公園でおろしてもらった。
なんとなく整備されたアート作品なんかも置いてあるきれいな公園、というイメージしかなかったのだが
想像以上に広く、アートの規模も大きい。
途中、坂本真綾の「かぜよみ」のジャケット写真と完全に一致な風景を見つけて
大興奮でおなじポーズで写真をとってもらったりした。
(コーンが邪魔だったが、元同僚ちゃんのデザイナーがほぼリアルタイムで消してくれたw)

IMG_7858

IMG_7880

モエレ沼公園というくらいだから沼があるだろう!とIさんと勇んで沼を探すものの
公園の端まで歩いても沼は見つからない。
強風に吹かれながら「ぬーま!ぬーま!」と沼コールをしながら前傾姿勢で歩く妙齢の女子二人
かなり切ない状況だったが、ガラスのピラミッドなる建物に入って復活。
そして最上階から公園を見渡したところ、沼は公園の外周にあることを確認したのだった。
ついでのようだが、札幌国際芸術祭が開催されていたので、坂本龍一と眞鍋大度の作品が置かれていた。

IMG_1892

それから札幌のホテルにチェックインしたSさんに再度ピックアップしてもらいROYCEの工場のわきにあるベーカリーでおやつ。珈琲飲み放題で、イートインコーナーで焼きたてのロイズのパンが食べられる。
評判のチョコクロワッサンはもう、なんというか、「これ食べ続けてたらきっと寿命が縮む」と思うような美味しさであった。(砂糖とバター的な意味で)

IMG_7907

焼き畑の煙のなかに浮かび上がる風景。

その後はオオフジツボのライブ!続々と地元の方が集まっていらして、飲み物なんかも配られてなんだかいつもと違う雰囲気。
オオフジツボがご縁で結婚された方なんかもいらしていて、ほのぼのした雰囲気でした。ライブ終了後は、地元・当別町の観光化の方が主催する親睦会もあり、スウェーデンを意識した町づくりや交流がひとつの目玉だそうで、テーブルには載り切らないくらいの北欧料理やごちそうが並んですごかった。

IMG_8010

夜、ちょっと宿で残りのワインを舐めつつ就寝、、、かと思いきや、
藤野さんとSHERLOCKの話で盛り上がってしまい興奮が頂点に達したのであった。
(翌日、壷井さんに突っ込まれた)

Sapporo

朝、ホテルをチェックアウトして近所のモスバーガーで朝食。
ごはんもののバーガー(サンド?)に豚汁が付いていて嬉しい朝ごはん。

その後、Sさん、オオフジツボと合流して当別まで移動…なのだが、午後過ぎまでは時間があるというので
Sさんの発案で藻岩山に向かう。札幌の小高い山、というかんじなのだがロープウェーで山頂まで行くとなかなかに良いらしい。
1700円という値段に一瞬ひるんだものの、どうせここまで来たんだから!ということで山頂までチケットをお買い上げ。
(壷井さんのおかげで1500円にディスカウントされた。)

ロープウェーは2段階になっていて、最初の中継地点にはおみやげ屋さんがあり
藻岩山のゆるきゃらモーリスがいろいろ際どくて面白かった。

山頂では恋人の聖地というパワースポットみたいな鐘を
壷井さんが果敢にもひとりで打ち鳴らしていて立てないくらい笑った。

IMG_7765

その後は、近所の裏山で私がじゃっかん遭難しそうになったりしつつも
無事市内のサッポロビール園でジンギスカン!もちろんお味も美味しかったのだが
サッポロビールの建物が本当に素敵で興奮した。

IMG_1853

IMG_7810

IMG_7812

IMG_7823

大興奮のままおみやげでイシイにサッポロビールTシャツなど買ってしまったのだが、冷静になると一枚で着るのはちょっと躊躇するくらいSAPOOIRO★って書いてあった。

Shukutsu-Sapporo

午後は小樽から車で数分のところにある祝津へ鰊御殿を見にいく。
タクシーの運転手さんが良心的で、展望台を薦めてくれた。
天気が良くて、積丹半島や札幌まで見える。

IMG_1790

赤白の日和山灯台も可愛い。30年前くらいには老夫婦が灯台守として住んでいたそうだ。
詩のようだ。

日和山灯台

その後、鰊御殿に行く。鰊漁で財を成した網元のお屋敷だが
御殿というのでもっと豪奢なものを想像していたのだが
質実剛健な館でかっこいい。百人以上が寝泊まりしていたらしい。

鰊御殿

鰊御殿

鰊御殿

その後は、貴賓館・青山別邸と呼ばれるお屋敷の見学へ。

青山別邸

写真撮影禁止だったのが残念だったが、文化財級のお宝が手の届く距離に置かれていてすごかった。
盗難や傷つけられることがあるそうで信じられないが、ガラスケースなどに入れられてしまうのは
せつないので、このままでいてほしい。

その後、小樽までタクシーで戻ってエアポートライナーで札幌へ。
ここで母と別れて大通りのホテルにチェックインして一休み。

その後は、札幌のとなり駅・苗穂にある「レストランのや」さんでオオフジツボのライブ。
大通公園ではオータムフェストをやっていて賑やかだった。
この日はオオフジツボの北海道ツアーの初日。後半はオオフジツボにくっついて移動することに。
ライブハウスは札幌駅から函館本線でひとつめの「苗穂」という駅だったのだが
電車遅延という情報を得たのでNAVITIMEさんの案内にしたがって地下鉄で一駅移動して
そこから1.2kmほど歩いた。ちょっと早めに着いてしまったので楽屋に挨拶。
遠方の地でよく知った人々に会うとなんか安心する。
ライブももちろん素晴らしくて、いつもと違うハコで聴くのもいいなあなんてしみじみしたりして。
(藤野さんのMCが面白すぎた)

終わったあとはのやのオーナーご夫妻が食事を用意してくれて打ち上げ。
東京からの遠征組の人々などとも話せて楽しかった!

IMG_7695

Otaru

9月25日。北海道3日目。

特急の時刻を調べると朝イチに函館を出たほうがよい、との結論に達し
8時台のスーパー北斗でまずは札幌に向かう。

しかし道内の移動をなめてました。
東京ー函館間は1時間なのに、函館-札幌は4時間近くかかるって知らなかったよ、OMG。
みどりの窓口に行ったら指定席もグリーン車も満席であせったが
函館始発だったので座ることができた。流石に4時間近く乗ってるならグリーンも売れるよね。

札幌から小樽まではスーパーいしかりで30分程度。東京ー横浜みたいなかんじだ。

駅はレトロなたたずまいで窓には無数の硝子のランプが吊り下げられている。

Otaru Station

駅を出ると正面に大通り。突き当りには海沿いの倉庫群が見える。
ホテル・ノルドは倉庫群の手前にある石造りの瀟洒な建物だ。
重厚な造りのわりには、いたるところにノボリだのポップが貼られているのが残念だったが
部屋も広く、値段のわりにはコスパがよいかんじ。

スタッフの人の手書きの町案内もいいかんじだった。
今どきトイレとバスが別なのと、それぞれが引き戸なのがなんだか日本のホテルぽい。

昼は寿司屋通りへ。途中に蔦に覆われた建築が運河沿いにいくつも並んでいて情緒がある。
川越をもうすこし洋風にしたかんじというえばいいだろうか。
ホテルの人おすすめのお寿司屋さんでカウンターでお寿司。さんまとかボタンエビとか美味しかったな。

その後、堺町をぶらぶら。
商店として建築が残っているので、まさに「売らんかな」という精神で
せっかくの建物に容赦なくキンアカのポスターやら派手な看板がすげられていたのが残念だ。
もう少し規制したほうが街の観光価値が上がるとおもうのだがどうだろう。
個人的には、北一硝子があのへんの雰囲気を牽引しているような気がする。
「今どき、ピンクや紫の醤油差しを食卓に置くセンスってあるのかね!?」と
母娘毒舌全開で憤りつつ、父へのお土産にとうきびの焼酎などを買う。

北一硝子も三号館のホールはよかった。
しかしながら、「出口」とか「売店はこちら」みたいないかにもパワポで作りましたみたいな
ラミネート加工の案内がいたるところに貼ってあってほんとにげんなりするわけですよ。
観光化が景観保護の一環でがんばって指導できないものかなあ。

北一硝子

その後、六花亭のカフェで甘いものを食べて怒りを落ち着ける。
下で買ったお菓子を2階で食べられるのだが、コーヒーが無料だったりして良心的。

堺町通りのつきあたりにあるオルゴール堂はかなりセンスよかったが
置かれている人形すべてに「手をふれないでください」という大きな張り紙がしてあって萎えた。

オルゴール堂

日銀通りのほうに移動して重厚な建築を見る。銀行の建築は資料館や商店、ホテルとして使われているようだが
商工会議所などは廃墟になっていてもったいない。横浜や神戸ならおしゃれな店が入るだろうにと思う。
さすがにこちらは個人商店のセンスはあまり反映されていないようで、綺麗に保存されていてよかった。
旧三井物産のビルがモダンでかっこよかったな。中もいかにも昭和初期のビルヂングというかんじで懐かしかった。

IMG_7529

夕方は小樽倉庫群をぶらぶら。
小樽ビールの醸造所が併設されている小樽倉庫No1がとてもかっこよかった。
ビアホール中央に置かれたポットスチルが圧巻。

IMG_7593

小樽倉庫No.1

その後、Tさんおすすめの回転寿司の函太郎でまたしてもお寿司をつまんで、
日銀通りへ戻り、ライトアップした重厚な建築を見る。

IMG_1729

IMG_1730

最後にNさんおすすめの
出抜小路という屋台村のなかの「Rita」というニッカウヰスキー直営のバーで一杯飲んで終了。
Ritaというのは竹鶴の奥さんの愛称だというのをここで初めて知ったのだが
もうすぐ日本中に知れるところになるのだろうな。

Rita Bar

Hakodate 2

大沼から函館に戻り、いったんホテルで休憩。

夕方からまた、すっかり気に入ってしまった元町のほうへ。
今度はメインの基坂を登って旧函館公会堂へ。
破風飾りなど、瀟洒な意匠がたくさん残されている水色とたまご色の可愛い建築である。
地元の資産家・相馬哲平が300万円(いまだと数億円)の寄付をしてできたものらしい。
なかで鹿鳴館のようなかっこをさせてくれるサービスもあって人気だった。
復興や維持も市民中心でやったようでその活動が紹介されていた。

IMG_7361

IMG_7376

IMG_7391

IMG_7394

その後イギリス領事館でお茶を飲み、資産家・相馬家を見学。
相馬家は5代目で相続をやめてしまって、今は私立の記念館になっている。
ボランティアの人が、建具の模様から釘隠しまでずいぶん丁寧に説明してくれたので
日本家屋の見方がわかって面白かった。

その後、十字街まで歩いて市電で函館駅へ。
十字街といえば久生十蘭の作品のタイトルなのだが架空の地名かと思っていた。
北海道には◯◯十字街という地名が多い。

十字街

函館市地域交流まちづくりセンターは堂々の洋館だが、もとは呉服屋だったらしい。
そのほか、古民家を改装したような趣味のいい雑貨屋もあってこのへんも楽しい。

函館市地域交流まちづくりセンター

Kさんおすすめの赤ちょうちんというTHE 地元居酒屋で飲み
その後、LOISIR HOTELの最上階のバーで一杯飲んで終了。

Onuma Park

9月24日 函館二日目。

大沼国定公園に行ってみよう、という話になり朝ばたばたと函館駅にむかう。
大沼は特急で20分くらいで着いてしまうのだが、これをのがすと
各駅停車で40分以上かかる。特急は1本のがすと1時間以上こないのだ。

函館の朝市をつっきって、函館駅からスーパー北斗で大沼公園駅まで。
駅を降りるとレンタサイクル屋があったので、母の発案で
チャリで大沼を一周することに。
「誰も盗まないので鍵はついてません」というのに笑ってしまった。
ママチャリで14kmは不安だったが、サドルを一番上まであげて漕いだら行けそうだった。

大沼の外周に沿って道路が整備されていて、ビューポイントには駐輪場があるのがわかりやすい。
秋の北海道、暑くもなく寒くもなく、風が本当に気持ちよかった。
駒ケ岳の山頂も見ることができた。

IMG_7302

一番早く紅葉するのはツタウルシという植物だそうだ。美しい。

IMG_7313

沼に続く木道。

IMG_7305

2/3くらい走ったところだろうか、駒ケ岳神社という鳥居が見えたので寄ってみる。
大正時代に、駒ケ岳の噴火でとんできたという(ここまで!)噴火石をご神体として安全祈願でつくられた神社だそうだ。

IMG_7323

巨大な噴火石の裏側にまわると岩の亀裂を抜けられるようになっていてちょっと怖かった。

IMG_7322

14kmのサイクリングを終えて、名物のお団子を食べ
「昭和寺」というお寺を参拝。大きな栗の木の下に栗がたくさん落ちていて、母は
「採集生活のDNAが目覚める!」「食べられるものが落ちてるって素敵!」「拾っても拾っても増える!」と言いながら一所懸命栗を拾ってた。
どうするつもりなんだろうか。

IMG_7331

記者の時間まで後1時間、というところで、公園内に入ってみると、ちょうどいい時間のクルーズがあった。解説のおにいさんの軽妙なトークを聞きつつ30分くらいの周遊。その後、午のスーパー北斗に乗って函館に戻る。

Tokyo-Hakodate

物心ついてから初めての北海道。
国内で6泊もするのは新婚旅行以来かもしれない。
前半は仕事やめたら北海道に行こうと約束していた母と、
後半は写真を担当している大好きなバンド「オオフジツボ」と周った。

9月23日。
羽田から函館へ。1時間ほどで着いてしまう。
空港からバスに乗って海沿いを走る。空港と函館駅だけを結んでいるのかとおもいきや
意外と市内のいろいろなところを周って下ろしてくれるのでベイサイドで降りる。
今回泊まるのは、「朝ごはんが美味しい」という友人オススメのラビスタ函館。
港の倉庫群に隣接して唯一の高層建築で悪目立ちしているが
内装はシックなアールデコで、部屋にコーヒーミルなども付いていて良かった。

ホテルで荷物を置いてから、まずは金森倉庫群を抜けて港へ。
煉瓦と紅葉しかけた蔦が美しい。

金森倉庫群

IMG_7160

その後、海峡通に出ると廃ホテル「HOTEL NEW HAKODATE」があった。朽ちた旗が萌える。

IMG_7179

EX HOTEL NEW HAKODATE

その後、大三坂、八幡坂、チャチャ登り、二十間坂元町の坂をのぼったり降りたりしつつ、函館教会、ハリストス正教会、カトリック元町教会などを見る。函館は海に挟まれて風が強く、火事になると風に煽られてあっという間に延焼したらしく、防火のために道が広くなっているらしい。
ゆったりとした石畳の坂が素敵な街だ。二階部分の建具が洋風で、一階が和風という擬洋式の建築は民家として残っている物が多く、町と調和していてよかった。蔵の窓も二重になっていて、北海道独特だなあと思った。

IMG_7423

IMG_7264

函館教会

函館ハリストス正教会

聖ヨハネ教会

そのまま元町から二十間をこえて函館山へ。
ちょうど日没を狙った観光客で展望台はごった返していた。
最前列に陣取った人がなかなか動かないので後ろの人が「もうじゅうぶん綺麗に写真撮れてるじゃん…もういいじゃん…」って呪いをかけていた。

函館山

その後、カニ食べたいという母の意向により、そのままタクシーで五稜郭の開陽亭という海鮮居酒屋で毛ガニをいただく。
これで4000円弱くらい。やはり東京で食べるよりはかなり安いかんじ。

IMG_7281

帰りは函館の市電に乗って「魚市場通」まで。木の床が残っているレトロな車両がかわいかった。

Samekado Lighthouse

Tanesashi

東北旅行の余韻をスルメのように噛み締めている今日この頃。

なんであんなに八戸の鮫角灯台が衝撃的だったかと考えてみた。
今まで旅といえば自分でガイドブックを見てアタリをつけて、
天気見て地図持って徒歩か公共の交通機関で都市をまわることがほとんどだったのです。
ところが、ここは何の予告もなく連れて来てもらって、
車を降りたらすごい霧で、山のような岬のような、
でも背後には広大な牧場に馬がいて、連続殺人がおきそうな別荘があって、
灯台のふもとには廃園もあって、すぐそこは崖で海のはずなのに
霧の中から突然列車が現れて消えて…
という予測不可能な風景が次から次へと展開するので本当にびっくりした。

そんなわけで、鮫角灯台は個人的日本三景にランクインしました。おめでとうございます。

Hanamaki – Sendai

8月19日

SさんIさんのご好意で、仙台までの道中、花巻に寄っていただくことに。
イギリス海岸が見たい、と申し出たのだが、連日の雨のせいか北上川が増水して
「海岸」は水没していた。
きっとこの先にあるのだろうが残念ながら通行止め。でも柵がかわいい。ドッテテドッテテ。

Igirisu Kaigan

でもゆったりとした川の流れと、両岸にしげる広葉樹のせいで
なんだか日本ではないような、ドナウ川の河岸のように見えた。素晴らしい。

Igirisu Kaigan

イーハトーブ館は宮沢賢治に関する現代作家の作品を展示するギャラリーのような場所とのこと。
建築がすばらしく、水鏡に空が映って美しかった。

Kenji Miyazawa Ihatovo House

次は、SさんIさんが絶賛していた宮沢賢治記念館へ。
展示内容がたいそう充実していて、いようと思えば一日楽しめる。実は。宮沢賢治作品は有名な作品すらろくに読んだことがなかったのだが、この人がいまでいうマルチクリエーターというかハイパークリエーターだということがよくわかった。農学はもちろん鉱物学、化学にも詳しく、エスペラント語を学んでいることからも語学にもあかるく、かつ詩人で、作家だなんて。当初は英米ではなく周辺諸国から評価されはじめたという海外評価の展示も興味深かった。37歳で死んだなんて、私と同い年だ。

Miyazawa Kenji Memorial Museum
館内の展示物は撮影禁止だったのだが、バルコニーから望んだ北上川を見下ろす風景があまりに綺麗でこの1枚だけiPhoneで撮影した。

その後、花巻のオシャレカフェでランチをいただき(ものすごくちゃんとしたイタリアンだった)一路、仙台へ。

仙台のホテルまで送っていただき、惜しみつつSさんIさんとお別れ。ホテルに荷物を置いて国分町へ出向き、元同僚たちと中近東料理屋で飲む。店長のRoyさんは気のいいイスラエル人で、なぜか仙台で水タバコを嗜むという機会にめぐまれた。忙しい中コーディネートAさんありがとう…!
その後、東京から出張できていたYちゃんと元上司のKさんと駅近くのバーで3時近くまで飲んで解散。ホテルに戻って撃沈。

翌20日は、あまりの暑さに観光する気にもなれず(八戸との気温差が10度以上ある)、仙台駅のS-Pal地下の「塩竈 すし哲」さんで豪華にお寿司を食べただけで帰ってきた。
ひとりもしくはイシイとふたりで旅をすることが多い昨今、こんなに色々な人にお世話になりながら旅をしたのは久しぶりで、こういうのもいいなあと思った私は9月の北海道ツアーもすっかり行く気になってしまったのだった。またよろしくお願い致します。

Shingo

キリストの墓で興奮しすぎてじゃっかん頭痛くなりながらも本日のライブのメイン会場である戸来鎮座御嶽神社へ。

Mitake Shrine

Mitake Shrine
狐のお面をかぶった子供が出てきて「こっちにきて遊ぼうよ」って言いそうな雰囲気。

お参りをしようと本殿のほうに向かうと、中から宮司さんに「どこからきた?」と声をかけられる。
「東京から、今日の盆踊りに出演する人たちを見に来ました」というと、まあ上がれ上がれという。恐縮しつつ本殿にあがらせてもらうと、紙に名前を書けという。「???」と思っているとおもむろに宮司さんは狩衣を装着して(狩衣の着付けを初めて見た)、ご親族?ご近所??の方がたと一緒にご祈祷してくださった。
「自分は酒のプールで泳いでいるようなもんだから」と言う宮司さんはいい塩梅に(というか、かなり)酔っ払っていたが、「身体が丈夫でお金を稼げますようにって祈っといたから!」とのこと。ありがたし。3億円当たるかもしれないのに…とも呟いていたのを聞き逃さなかったぞ。その後、社務所のほうにも寄せていただいて村のおじさんたちとお神酒やら奥様が作られた煮物やら軍鶏のお刺身をつまませていただく。(軍鶏美味しかった…)
そうそう、この宮司さんが不思議と母方の祖父に似ていて、リアルに「地蔵盆の夜」を思い出したのだった。きっとこんなかんじなのだな。

Mitake Shrine
灯籠

盆踊りは暗闇の中ぼんやりと灯籠が光るなかでナニャドヤラが流れて幻想的な感じ。踊り手さんが少なかったが、おばあちゃんが孫くらいの子らに教えながら踊っていてほのぼのした。
会えると思っていなかったトリコさんやMさんにもお会いできて嬉しい。やぶ蚊と闘いながらライブを待つ。
浴衣を着ていったら青年会の方に500円券をいただいてしまったので焼きそばと缶ビールをいただく。

ライブはテンション高めな藤野さんのMCとともにリベルタンゴなども織り交ぜて怒涛のように行われたのであった。村の人びとが酔っぱらいながらも「Water is wide」のような静かな曲になるとしんみり聴いていた。

Mitake Shrine
なつかしいカラーボール

一度宿に戻って、最後の打ち上げ。オオフジツボや東京や盛岡から来た皆さんともゆっくりお話できて楽しかった。
オオフジツボ、主催のバスキングジャパンの皆さんも本当にお疲れ様でした。