Tottenham Court Road-Museum-Paddington-Tokyo

2014年1月4日。ロンドン最終日。

あいにくの雨だが、どこに行きたいというアテもなく
夕方にはもう日本に帰らねばならないので、荷物をフロントにあずけて近所をぶらぶらすることにした。
歩いてTottenham Court Roadへ。
ここはHabitatをはじめ大型の家具屋が多い。

お土産といえば日本の手ぬぐいと同様、英国では各雑貨店が「ふきん」を作っていて
(Kitchen Clothではなく英国らしくTea towelという)
デザインもかわいい。色々なお店で5枚ほど買った。

あと大きな駅や繁華街に必ず出店している「Paperchase」という伊東屋みたいなオシャレ文房具屋があるのだが
1Fにはヒゲコーナーがあった。去年もいたるところでヒゲモチーフを見たけど
11月を「Movember(ヒゲの月)」と言ったり、なんで英国はこんなにもヒゲ推しなんだろうか。

お昼はSOHOで、石井が20年前に行ったというWonkeyという中華料理屋に。
ものすごい雑な接客とメニューの多さと、でもやっぱり美味しいという
日本以外で食べる代表的な中華の味がした。

やさぐれ&なげやりなクリスマス仕様。

まだ時間が少しあったので大英博物館に行ってみることに。

大英博物館では、春画の展示をやっている。
世界イチと言われる博物館でやるにはいささか剛気な内容である。
とにかくこれだけは見るべし、というコレクションを駆け足で回って
ロゼッタストーンやら中世の象牙のチェスやらアンダーソンの猫さんやら
前回もロクに見ていない展示物を今回はちゃんと見られた気がする。

名残惜しみつつ、Paddington経由でヒースロー空港へ。
ヒースローのパブでも最後のビールを。
空港内なのにちゃんとハンドポンプで入れてくれる。さすがである。
(2パイント頼んだら、両手でポンプを押して同時に入れてくれた!かっこいい!)

もともとイギリスってほとんど興味がなかったのだが
2年連続でじっくり滞在して、友人も増えてずいぶん愛着が湧いてきた。

ばいばいまたね。

Portobello-London Bridge-Camden

2014年1月3日。晴れ。

マーケットめぐり。
午前中はポートベローへ行き、古着屋や骨董などをひやかす。
Lewesの値段を見てしまうと3割くらい割高だが
それでも日本に比べると圧倒的に品数が多いし状態もよい。
ただ、中国製のアンティーク風雑貨を売っている店もあるので
知っている人と行ったほうがいいのかもしれない。

たまたまポートベローの末端の駅がベイカールー線だったので、
ベイカー・ストリート駅で降りてシャーロック・ホームズ博物館へ行ってみることに。
前々日のBBC「SHERLOCK」放映の影響か、博物館は長蛇の列であった。
前回来た時は私の他に一組くらいしかいなかったのだが。
仕方ないので、伯父とご近所のシャーロキアンたちへのお土産を買って退散。

次はどこへ行ってみようかと悩んでいると、代々木のビアパブWatering Holeで知り合った
JoseからFacebookでリアルタイムに情報がとんできた。
Joseは実家のあるバルセロナに帰っているのだが、ちょっと前までロンドンで働いていたらしい。
熱心なクラフトビールマニアである。
London Bridgeで降りてすぐ、大きな教会の門前市といった雰囲気の
ボロー・マーケットがオススメ!とのことなので信じて行ってみることに。

全く何の前情報もなかったがここは本当にアタリであった。
ここはファーマーズマーケットとして人気で
産直の新鮮な野菜、チーズ、ジャム、ジビエ、地酒、工芸品などの露天が軒を連ねている。
平日だというのに観光客でごったがえしていた。
店の間にはローストビーフ、エスニック料理、スープ屋などがあって
テイクアウェイで食べられるのが楽しい。

ランチは鹿肉と猪肉のソーセージがはさまったサンドイッチ、
あとクリスマスシーズンらしく、ホットサイダーを飲んだ。
香辛料の効いたサイダーは温まるし美味しい。
UTO BEERという店では日本のクラフトビールも扱っている。すごい!

チーズなんて、ほんとにトランクいっぱいに買っていきたかった。。。

ボローマーケット、楽しかったな。今回、ロンドンで一番興奮したかもしれない。
イシイの影響か、すっかり食べものや食べることが好きになってしまった。

テムズ川沿いにお酒の博物館「Vinopolis」などをひやかしながら再びTate Modernへ。

MくんとSくんへのおみやげを買い、St Paulへ移動。
対岸へ渡るミレニアム橋から見る夕景が綺麗だった。
ここもルネッサンス様式の大聖堂でちょうどミサをやっていたので賛美歌を聴くことが出来た。
目の前のCafe Rougeでカフェオレを飲みつつTさんを待つ。

次の来日まで会えないと思っていたDくんも来てくれて、4人でCamdenへ。
ここもJoseに薦められたBrewdog Barへ。
もうすぐ六本木にもできるという。PUNK IPAの生は美味しかったな。
元旦にめぐった老舗のパブもいいけど、リアルに若者に人気のある店も楽しい。

その後、駅前のWorld’s Endという老舗のパブへ。ここは広いし
天井のモールディングとかアンティークの家具や螺旋階段なんかの内装も素敵。
あまりに広いので自転車をそのまま持って入ってくる人もいる。
たしかに道に止めておいたら盗まれるよね。

その後、Tさんお気に入りのイタリアンでピザ!
家族経営らしく、こぢんまりとしているのだが
料理はどれも本当に美味しくて、みんなでシェアしながら食べて
デザートまで辿りつけないくらいお腹いっぱいになった。

締めはDくんおすすめの若者らしいバーへ。
こんな大音量で音楽かかってるお店久々に来たわ~と思ったが
ホールの真ん中でおじいちゃんがひとりで酒飲んでて笑った。
ロンドンはやっぱり面白いところだなー。

King’s Crossまで見送ってもらって惜しみつつふたりと別れる。
ふたりのおかげでパブにもレストランにも恵まれて楽しい滞在になった。
ありがとう。

Canterburry

2014年1月2日
カンタベリーへ行く。

カンタベリーへはヴィクトリア駅から列車で1時間ほど。
あっという間に着いてしまう。

駅を降りると町は城壁の内側が公園になっているようなつくりで
コマドリさんが可愛らしい声で鳴いている。

カンタベリー聖堂の門前町といった雰囲気で
チェーン系のお店から小さな商店などが並ぶ商店街を抜け
重厚な門をくぐってカンタベリー大聖堂へ。

入り口のところに聖夜のワンシーンを表現した人形たちが置かれている。
聖母マリアとキリストと、東方の三賢者。
The Nativity of Jesusというらしいが、
イギリスのクリスマスは商業化してしまって最近では見掛けなくなったらしい。
東方の三賢者は若干、往年のロックスターのようであった。こええよ。

大聖堂のほうはそれはもうため息しか出ないようなゴシック建築であったが
地下に「クリプト」と呼ばれる礼拝堂があり
そこは中世の素朴な祈りの空間といった趣で神聖な雰囲気であった。
あの雰囲気は写真には映らないのはよくわかっているが
撮影禁止なのが残念だった。

その後、町を歩いていると「Brew Pub」なる看板を持った人がいたので
イシイの嗅覚を信じて路地を入ってみる。
本当に通りすぎてしまいそうな小さな道の奥にブルーパブがあった。
CANTERBURRY BREWERYという地ビールである。
フードもボリュームたっぷりでビールも美味しかった。

その後、カンタベリーの公民館?のような建物へ。
建築は歴史のあるものであったが、中はずいぶん綺麗で
食堂や図書室、小さな博物館などがある。

カンタベリー市?が持っているコレクションを一同に集めたような
雑多な展示だったが面白かった。

その後、カンタベリーの路地をうろうろして、小川や柳の茂る公園などを通って駅へ。
ちょっと早かったがロンドンに戻り、Knights Bridgeでハーベイ・ニコルズやハロッズを冷やかす。
イシイのたっての希望で、海鮮売り場のオイスターバーで牡蠣を食べた。

London: tate modern-Southwark-home party

2013年12月31日。大晦日。

午前中は南のほうへ。St Paulから歩いてテート・モダンまで。
ロンドン博物館などを横切りつつ、シティのビジネス街を通ってミレニアム橋を渡る。

テート・モダンに行き、パウル・クレーとミラ・シェンデルの企画展を見る。
クレーの回顧展は本当に点数も多く、年代順に作品が並べられていて彼の作品の変遷がよくわかった。
デバイスを借りて、彼の作品の主題になっている音楽(「フィガロの結婚」とか)を
聴きながら鑑賞できるのもとても良かった。
シェンデルはクレーよりも後期の作家だが、キュビズムやミニマリズムの影響を受けていて
2つ見ることで理解が深まる構成になっていた。

一方、メジャーなアーティストの集まる常設展は混雑しすぎてとてもじゃないけどゆっくり見られない。
海外の美術館は比較的空いているイメージなのだが、ロンドンはわりとどこも混んでいる。
観光シーズンでもないだろうに、昨年の10月よりも人が多い印象だ。
セール狙いでやって来るのだろうか。

その後、Ye Cheshire Cheeseという16世紀くらいからやっているパブにてランチ。
細い路地を入ると暖炉のあるバーや迷路のような地下があって楽しい。
ローストビーフのサンドイッチとバンガー&マッシュ(マッシュポテトの上に
ソーセージが乗っている豪快な料理)をお願いする。美味しかった。

途中、こんな細長いかわいいパブを見つけた。狭小建築萌える。

テムズ川沿いに歩いてサザークまで。このへんは酒造が多かったのか
VINOPOLICEとよばれるお酒の博物館やらを見てヘイワード・ギャラリーへ。
展示入れ替えで常設しか見られなかったのが残念。
そのまま橋を国会議事堂のほうへ渡って、ウェストミンスター寺院を参拝した。

夜はウェストハムステッドのほうまで。
イシイの親友のT氏におよばれ。
とても素敵なお部屋にごちそうが用意してあって夢のようだ。
みんなでニューイヤーのTV中継を見たり、買っておいてくれた
珍しいクラフトビールを飲んだり、Dくんのお母さんが作ってくれた
甘い「Cake!」(カイク!と発音しなければいけない)をいただいたりして。

少し高台にのぼったらニューイヤーの花火が見られるかも、と思って
一度外に出たけれども、雨がぱらついてきたので諦めてテレビで。
それでもじゅうぶんに楽しいニューイヤーだった。

タクシーで帰宅して撃沈。

British Library

2013年12月30日。

ここ2日の晴天が嘘のように、今日は午前中は嵐で、ものすごい雨風であった、
2日連続で遠出したことも合って今日は安息日。昼前まで寝ていた。

夕方にイシイを空港まで迎えにいくので、午後は近所をぶらぶらすることにする。
とりあえず、宿から一番近い英国図書館へ行く。あいかわらず
美しい想定の希少本の壁は圧巻である。見せる収納もここまでくるとすごい。

企画展は「Georgians Revealed」であった。
ちょうど、先日ブライトンでジョージ4世のロイヤルパビリオンをみたばかりだったので
タイムリーである。
18-19世紀のジョージアンスタイルの風俗や調度品は
東方趣味が新鮮だったのだろう、ボーンチャイナや伊万里の影響が強い。
今でも日本でも使えそうなものがたくさんあった。

あと、面白いところでは博物学が流行っていて
私の好きなマグノリア(泰山木)なんかは、このころ英国に輸入されてきたらしい。
大きな植物がの図版があってかっこよかった。

図書館を出るころには雨も上がっていたのでキングスクロス駅まで足を伸ばす。
大聖堂のようなセント・パンクラスの隣でやや地味に感じるが
こちらも威風堂々といった趣で好きだ。

ハリーポッターの9 3/4番線を見に行く。人気の撮影スポットのようで、たいへんな行列であった。
かわいい女の子が写真を撮っていたので、撮らせていただいた。

マフラーを持っているお兄さんがじわじわくるw
隣にあるハリーポッターショップもすごい人であった。

宿にほど近いPRET A MANGERでスウェディッシュミートボールのラップを買って
部屋で食べる。窓を開けるとひんやりした風が入ってきて気持ち良い。
とても静かな時間でよかった。

その後、ヒースローまでイシイを迎えに行き、もどってから
パブで初ビール!(さすがにひとりでパブには行かないので)
フィッシュ&チップスも、ビートルート(ビートの根)のソテーも美味しかった。
Waitroseで食材やら日配品を買って帰宅した。

のんびりとした1日である。明日は大晦日だが年末感がないのが良いのかもしれない。

London-Bath

2013年12月29日。

今日は世界遺産のバースへ行ってみることに。
バースというのでスペルは「Barth」とか「Bers」とかかと思っていたが
ほんとにお風呂の「Bath」なのですね。最寄りの駅も「Bath Spa」とそのまんま。温泉浴場。

今日は出発がパディントン駅なので、サークル線でセントパンクラスから1本で。
(ちなみにサークル線といっても完全に環状ではなくて大江戸線のように分岐してしまうので
結構面倒くさい。)
パディントン駅もヒースロー空港の玄関口として近年改装したのか
近代的ななかにもヴィクトリアンテイストが入っていて素敵な駅である。

今回はチケットを事前予約していたので、スムーズに切符を受け取れたのだが
発車まで時間があったのでフードコートのカフェでクロワッサンと紅茶を。
ふつうにアールグレーが美味しい。

パディントンからバースまでは1時間40分くらい。
駅に近づくにつれ、車窓からも教会の尖塔がいくつも見える壮麗な町だというのがわかる。
駅を出て、観光客のあとをおいかけて町に入ると
ロンドンにもあるような有名店が軒を連ねている。Apple Storeまであった。

山をのぼるように中央通進むとローマ風の建物がいくつも見えてくる。
とりわけ人が出入りしている神殿の入り口のようなところをくぐると
The Abbeyとよばれる大聖堂と、その右手にThe Roman Bathと書かれた公共浴場があった。
地図がなくてもなんとかなるものである。

まずは公共浴場に入ってみることに。
ローマ時代の遺跡を掘り起こして復元したもので、外側にはいまも温泉が流れこむプールのような浴場
それをとりかこむように建物があり、そこは出土品や浴場の模型を展示する博物館となっている。
温泉に手をいれてみたが藻が繁殖して緑色だし、なんかぬるいし、あまり入りたいとは思わないが
ローマ人のお風呂にかける情熱ってすごかったんだなあとしみじみ思った。
こんな最果ての地みたいなところにまで。。。

博物館のしっくいの壁には当時の人々の映像が原寸大で(わたしたちと同じくらいの大きさで)
投影されていて、そこにコスプレの人がいるような雰囲気を作っていて演出がうまい。
とくに暗い屋内の浴場に投影されているのは立体感があってすごかった。

バースは路地が多く、18世紀の建築が軒を連ねていてイタリアのような雰囲気だ。
細い道にもカフェやギャラリーがあって散歩をするのにとてもいい。
目抜き通りの坂を登ったところにはサーカスと呼ばれる円形のテラスハウスが。
(そのむこうにも大きいクレセントのテラスハウスがあったようだが割愛)
瀟洒な建物もまあよいのだが、サーカスの中心の巨大な5本の木、すずかけだろうか
これがのびのびと枝を伸ばしていて圧巻であった。夏はよい木陰を作るのだろう。

その後、パルトニー橋やバースのアビー(修道院?)を見て、
パン屋さんでパニーニを食べつつ休憩。
その後、路地をうろうろしても2,3時間で終わってしまう小さな町である。
どこを切ってもフォトジェニックな美しい町であったが
メンテナンスが良すぎるのか、イタリアのような経年劣化の味わいがなく、寒々しいかんじがする。

それに、世界遺産だしものすごく観光客がいるのにお土産屋さんもレストランも活気がないのだ。
「まあ、人なら来るし」って感じで、ディスプレイもぞんざいだし
売れてもそんなに嬉しそうじゃない。
そのへんはアジアや中近東や南米のほうが商魂逞しいというか
日本も英国も、こういう国に負けていくのだろうなあと思った。

Lewes-London

ブライトンから更にローカル線で東へ15分ほど、ルーズという町がある。
ここもガイドブックには載っていないのだが、ネットではマニアには人気があるというので行ってみることに。
土曜だからかオフシーズンだからか、閉まっている店が多かったが、中世の町を思わせる坂の多いこぢんまりした町でかわいかった。

ホーンテッドマンションのような教会。赤いステンドグラスが怖い。

ここのアンティークはロンドンよりも3割は安いらしい。
ひとつ大箱のアンティーク屋が開いていたので入ってみた。
どうやらマーケットのようで、ブースごとに店は違うらしい。
委託の商品はショーケースに入っているようで、ケースの番号を告げると
店員さんが鍵を開けてくれる。
あまりの物量に目が泳いで何を買ったらよいかわからなくなってしまったが
せっかくなので秤と分銅、それからたぶん19世紀くらいの古い本を買ってみた。
古い本はあまりに汚いのでバイトのお姉さんは虫を触るかのような顔で
梱包してくれた。すみませんね。ありがとうね。

もう少しゆっくりと歩きたかったが、すっかり日も暮れてしまったので帰ることにした。
小夜啼鳥だか雲雀だかの声を聴きつつとぼとぼと駅に向かう。
一度ブライトンに戻り、そこからスリーブリッジズへ。
さて帰りも面倒だなと思っていると、さらに面倒なことに
スリーブリッジズからイーストグリンステッドへの列車が本来はあったのにキャンセルになったらしく
振替バスでドーキンという駅まで連れて行かれ(30分以上バスに乗っていたと思う)
そこからようやくヴィクトリア行きの列車に乗った。
(ちなみに振替バスの行き先には「Rail Replacement」と書かれる)
なんだかんだで帰りは3時間以上かかったのではないだろうか。

移動ですっかり疲れてしまい、トルコ料理のピデをつまんでこの日は撃沈した。

Brighton

駅の改札を出ると、目の前にのびる道の先にもう水平線が見える。
だらだらと坂を下って行くと、海岸線は遊歩道になっていて
犬を連れた人や観光客がのんびり散歩している。
ロンドンとは全然雰囲気が違って面白い。建物もなんだか鄙びていて
土産ものも冴えなくて、なんだか熱海みたいなところである。

海に突き出た桟橋のようなところの先にBRIGHTON PIERという遊園地がある。
まるで海上から海岸線を眺めるようで景色は素晴らしいのだが
遊園地自体は花やしきくらいのかんじである。

派手なメリーゴーランドがよく似合う。

ブライトン・ピアを観た後は、少し北上してロイヤル・パビリオンへ。
18世紀、ジョージ4世の時代に建てられたらしいが、もう「ふつうに豪華」なのでは飽きたらず
外観はインド、内装はチャイナという行くところまで行った趣である。
まあインドにしろチャイナにしろ、やりすぎ感があるほうがかっこいいジャンルではあるが。
内装の写真撮影は禁止だったのだが、どうもこの外観をみると築地本願寺を思い出す。

その後、ロイヤルパビリオンのすぐ横にあるブライトン博物館へ。
現代のプロダクトデザイン展をやっていたのだが、キュレーションがイマイチすぎて
詰め込むだけ詰め込んだかんじであったが、常設展も化石から近代絵画、浮世絵まで
あるだけ飾ってあったので、いなかの博物館はこんなものなのであろう。
(ロンドンの大英博物館と自然史博物館が特別なのだ、きっと。)

展示はアレだったが、内装のタイルが素晴らしかった。

目をつけていたトルコ料理屋でフムスとピデを食べ
(食べきれずに半分おみやげにしてもらった)
暗くなる前にもうひとつの目的地、ルーズに向かう。

London-Brighton

去年はひとりでロンドン市内を堪能したので、イシイがくるまでは
ロンドン郊外に行ってみようと思っていた。

今日は天気も良さそうなので海へ行こう!ということでブライトンへ。
宿はセントパンクラスとユーストンというふたつの大きな駅の中間なので
今日はユーストンまで歩いてヴィクトリア線に乗る。


セントパンクラスに比べると、質実剛健といったかんじのユーストン駅から
バッキンガムもほど近いロンドン屈指のターミナル駅ヴィクトリア駅へ。
ブライトンへの列車はここから発着しているらしい。
らしい、というのも持ってきたガイドブックはブライトンの案内がなく
ネットの少ない情報だけで行こうと決めたので、この時点で詳細がよくわかっていない。

まずは切符を買わねばならない。
英国の鉄道に乗るのは初めてだ。National Railという国鉄っぽい名前がついているものの
実際は民営化されていて、30社近くの会社が各方面へ走る鉄道を運営している。
ただ、券売機や窓口はひとつなのでわかりやすい。
路線がかぶることがないからだろうか、会社は意識しなくてもよいようだ。
自動券売機で「BUY」を押すと、人気がある駅が上位にくるのか
「ブライトン」のボタンはすぐに見つかった。
クレジットカードも使えるので便利である。
というかロンドンはキオスクでもどこでもクレジットカードが使える。
観光客が多く現金を嫌う傾向にあるからだろうか。換金手数料も少ないのでありがたい。

しかし、電光掲示板を見てもブライトンという文字はどこにもない。
インフォメーションで「ブライトンに行きたいのだが」と言うと
「ほにゃらら行きの列車でイーストグリンステッドまで行って、そっからバスで
スリーブリッジズまで行って、そっからまた電車でブライトン行って」と言われる。
なにそれ難易度高い!サイトには「ヴィクトリア駅から約1時間」とか書いてあったぞ。
てっきり乗り換えなしで行けるのかと思っていたので、びっくりしてGoogle Mapで
ルートを調べたが、やはりその行き方しかないようであった。

列車は遅れているらしく、なかなか発着ホームの指示が出ない電光掲示板を睨みつつ
ようやく出た表示は「19番線」。遠い!遠いよ!!
ターミナル駅だからか、日本のように決まったホームから出るわけではなくて
電車の発車15分前くらいにどのホームに列車が入ってきて折り返すのかが決まるようだ。
(まあ、だいたいは決まっているのだろうが。ややこしくないのかね。)

そんなこんなでようやく発車。
ほどなく左手にバタシーの発電所が見えた。朝日を背にしてかっこいい。
これ、ロンドン最大の産業遺跡とか言われていて、わざわざ見に行ったんだよな。

1時間ほどでイーストグリンステッドに着く。
駅を出ると目の前に「スリー・ブリッジズ行きのバスはこちらでーす!ブライトンの人こっちでーす!」と
係員が叫んでいて、皆がわらわらとバスのほうへ流れていったので付いていく。
バスは20分くらい。ノンストップでスリーブリッヂズ駅に到着する。
そこからまたローカル線に乗り換える。
1本早い列車に乗って次で後続の列車に乗り換えたりとかいうマヌケなトラブルを乗り越え
20分ほどで、ようやくブライトン駅に到着した。
海を思わせる碧い柱と、ヴィクトリア様式を思わせる螺旋の意匠が瀟洒な駅である。

ここからまっすぐ南にのびる道をくだり、海へ向かってみることに。
(続く)

Tokyo-London

今年の冬は、ビアパブイシイ研修旅行という名目でロンドンに行くことになった。
私のほうが休みが長いので容赦なく先にロンドン入りして現地集合ということに。

今回は珍しく日系の航空会社。ANAはやはり色々と気配りが素晴らしいなあと思う。
(たぶんJALも素晴らしいのだと思う。)
整備の人たちが飛行機にむかって手を振ってくれるのもいいものです。

飛行時間は13時間弱。
前日、寝ないでパッキンした甲斐あって
「パシフィック・リム」と「ブルー・ジャスミン」を観た以外は爆睡していたので
あっという間に着いてしまった感じである。
前日完徹というこの方法は、少々手荒いが時差ボケにも効く。

前回はヒースロー空港からヒースロー・エクスプレスという特急に乗ってパディントンに出て
それから地下鉄を数本乗り継いで宿の最寄り駅まで行ったのだが
なんでか地下鉄は運休してるわ、ロンドンの地下鉄は日本以上にエスカレーターがなく階段も多く
死ぬ思いをしたので、今回は学習してピカデリー線1本で目的地に向かう。
幸い、座れたので楽であった。しかし銀座線より狭いロンドンに地下鉄に
みんなが大きな旅行かばんを持ち込むので車内はえらいことになる。

今回の宿も、去年と同じセントパンクラス/キングスクロス駅の近くの
ウィークリー・アパートを借りた。
今回はふたりなので前回より広くて快適だ。
宿のお兄さんが荷物を運んでくれたが、エレベーターなしの4階はキツイ。

夕飯を買いにセントパンクラス駅へ。
近年、フランス行きの国際線が発着するようになって駅も綺麗に改装されて
食品も本も服も日用雑貨も、たいていのものはここで揃う。
ターミナル駅特有の雑踏が心地よい。
誰が弾いてもいいピアノが置いてあるのも楽しい。
時間が遅くなってしまって目当てのお惣菜屋さんは閉まっていたが
M&Sで水と牛乳、夕飯用にビールとチキンラップとバターナッツのスープを買った。

クリスマスが終わってもしぶとくツリーが飾ってある(F&M提供のようだ)

進撃の巨人を思わせる大きさの暑苦しい銅像はあいかわらずホームのどんつきにあった。
よく見ると足元には駅の人々を描いた群像が彫られていて
なかなかシニカルでおかしい。